※1 JIS A5759に準拠した全光線の日射透過率と日射反射率を基に、波長帯域780~2,500nmの重価係数を積分したものを1として、近赤外線透過率と近赤外線反射率を計算し、近赤外線ブロック率として算出。フィルム貼り付けしたガラスの赤外線吸収による再放射も含んだ値。 ※2 JIS A5759に準拠
従来の遮熱フィルムは太陽からの熱線を下方(地表面)に反射する。これにより、建物外部の地表面は直射日光に加え、反射された熱線によっても加熱されることになる。とくにアスファルトなどで舗装された都市部の道路などは、草地や森林などと比べ蓄熱量が多く、周囲の空間へ与える熱も多くなり、気温の上昇が大きくなる。このような状態がヒートアイランド現象の要因の一つとなっている。 ヒートアイランド現象は、夏場の熱中症等の健康被害のみならず、感染症を媒介する蚊の越冬といった生態系の変化も懸念されており、改善すべき課題となっている。当製品は熱線再帰技術により、室内環境のみならず、周囲の暑熱環境にも配慮した製品となっており、市街地のビルなどの窓へ施工することで、今後も発展を続けていく都市部の環境改善に貢献する。