工作機械主軸が昇温すると主軸の熱膨張によりワーク(工作物)の加工精度が悪化する可能性があることから、主軸用軸受には、低昇温化が求められている。また、軸受の潤滑方法としては取扱いの簡易性・主軸構造の簡素化の点からグリース潤滑が広く採用されているが、主軸を組み立てる際に、グリースをなじませるために試運転(なじみ運転)させる必要がある。そこで、生産効率向上のため、なじみ運転時間の短縮が課題となっている。このたび、軸受の設計を見直し、これらの課題に対応する製品の開発に成功した。
2.本開発品の特長
本開発品は、①保持器ポケット形状の最適化、②内輪と保持器との間のすきま最適化により、低昇温化となじみ運転時間の短縮を実現した。
3.販売計画
【売上目標】2億円/年
【販売先】国内外の工作機械メーカー、スピンドルメーカー 等
4.製造工場
国分工場