中国道の宝塚トンネル付近は全国でも有数の渋滞多発箇所。今回開通した高槻~神戸の通過所要時間は、通常時 約 6分、朝夕時 は約10分。年末年始やゴールデンウィークはなんと、1時間近く短縮される見込み(NEXCO西日本調べ)とのこと!
また、最新の高速道路ということで、第2東名同様の高耐久高機能舗装や、ドライバーの運転負荷を減らす最新装置が導入されている。とは言え、開通初日の18日夕刻には、上り線で2台の車が絡む事故があり、神戸ジャンクション付近で渋滞が発生した。
快適すぎてついスピードが上がってしまうスーパーハイウェイなので、みなさんくれぐれも安全運転で!
なお、新名神高速としては、高槻~大津間、そして亀山西~新四日市間の開通で、名古屋から神戸までの全線開通となる。
※今回開通部分
・延 長 : 16.9km(川西IC~神戸JCT)
・車 線 数 : 4車線(6車線) ()内は完成時車線数
・開 通 I C : 宝 塚
・区間建設費用:7700億円
新設された「宝塚北SA」は上下線集約サービスエリア。宝塚市は漫画家の手塚治虫氏のゆかりの地であり、「鉄腕アトム」や「火の鳥」のオブジェが。
また、宝塚歌劇団にちなんだコンセプトデザインが施設各所に施され、セレクトショップゾーンにも関連グッズが並ぶ。全体の印象はまるで高級ホテルの雰囲気だ。開通2日目となった平日昼間でも、外まで行列ができる人気となっていた。
走行車両の横を緑のLED照明追従しつつ点灯。自車スピードが速すぎる場合には若干遅く、逆に遅すぎる場合には若干早く照明を先行させることで、アップダウンとトンネルの多い区間のすべてのクルマの走行スピードの均一化を狙う。
さらにこの照明は、故障車や落下物を黄色、事故時は赤色へ! 視覚による最先端走行支援テクノロジーなのだ。実際に走ってみる。特に自車が遅すぎる場合、緑の照明が若干前に出てくれるて安心感と共に加速ができた。
黄色や赤色に遭遇することはなかったが、オービス発光の瞬間(!)同様、ドライバーには相当のインパクトを与えそうだ。