今回架設が完了した「牧港高架橋」は、沖縄西海岸道路浦添北道路にかかる橋長476mの4径間連続混合箱桁で、海上を跨ぐ鋼コンクリート複合構造形式の高架橋。この地区は格段に塩害環境が厳しく、従来鋼の場合、腐食や塗装の剥がれによる定期的なメンテナンスが必要だが、コルスペースを採用することによりメンテナンス期間の短縮が見込まれる。
今回、橋梁のライフサイクルコスト低減の観点から、鋼桁部の全量(約350トン)にコルスペースが採用された。「牧港高架橋」は、三井住友建設株式会社・株式会社日本ピーエス・株式会社横河ブリッジの3社による異工種建設工事共同企業体で工事が進められ、2017年10月に橋桁部分の架設が完了した。