ではシングルキャブレターがダメかというとそうではなく、一般的な使い方なら間違いなくこちらの方が上。だってお母さんからお爺さん、初心者ドライバーだって運転出来なきゃまずいでしょ!だからどんな踏み方をしたって、許容範囲が広いから対応出来てしまい、比較的始動も楽なように作られていた。(この型のチョークは自分で動かすタイプ)さすがに今のクルマのようにフリー的なものでは無くて、多少クセのある特性だったり燃費特性がインジェクションに比べて多少劣っていたりするのがキャブレターだけど、一般的に使うのは全く問題ない。そのために様々な機構が付いている。キャブレターのアルミボディの中には細い通路が通っていたり、各部を動かすロッドで運転が楽になるような装置が付き結ばれている。このスペースで説明するのは不可能だから割愛するけど、それだけ機械的に動かし、様々な原理やベルヌーイの法則などを利用してきちんと動くように設計されている。これが神器と言わずに何というのだろうか!
そのあたりの詳しいアナログなことは、毎月発売されているG-ワークスに連載されていますので、もっと知りたい人はそちらも合わせて読んでみて下さい♪