写真は日産L型用のSUで(どのSUもほぼ同じ構造)、分かりやすいようにレーザーでカットしてみた。
左側にスロットルバタフライがあり、ここがアクセルペダルと連動。SUのスゴいところは、アクセルをいきなりガバ開けしても中のサクションピストンが下がっており、エンジンの負圧によってココが上下する。だからいきなりスロットルバタフライを開けて、吸気だけ入ってきてもサクションピストンはすぐに反応せずゆっくり上がっていく。すると真ん中のジェットニードルとメインノズルの間から少しずつガソリンが出てきて、混合気が作られていきエンジン筒内へ。反応が過敏すぎないから、とても扱いやすくボコ付いたりすることもないばかりか、高回転のパワーもサクションピストンが開ききれば期待出来るという構造。よって純正スポーツモデルに挙って採用されたわけだ。
このように負圧や重力、そしてベルヌーイの定理などを使い混合気を作り筒内に送っているキャブレター。昔の人はホントスゴイ!しかも乗っていて楽しいんだから♪