小型機対応ロングPBBは、構想から5年の月日を要し宮崎空港ビルと共同開発したもので、宮崎空港の国内線に就航する通常サイズの旅客機に加え、小型で床の高さが最も低いDHC8-400までをPBB規定で要求される緩やかなトンネル傾斜をキープし全機種に接続できるようヘッド構造、昇降装置、走行装置、トンネル部などの設計を総合的に見直した。
また、ステップレスPBBは大枠トンネル通路と小枠のトンネル通路がスライドして伸縮する構造上避けられないと考えられていた段差を解消し、大小トンネル通路の床をフルフラット化したものだ。あわせて、大枠トンネル通路床の両脇に設けられていた雨どいの溝もなくして、車椅子を使う場合でも円滑かつ安全に移動できる完全バリアフリー空間を実現している。