PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)
今回のモーターショーで発表された新型クロスカブ110、一言でいうならば「より“ハンターカブ”らしくなった」といったところ。
ハンターカブとは1980年初頭に日本や北米で販売されていたトレッキングバイク「CT110」の愛称で、自然の雰囲気を楽しみながらゆったりと走行することはもとより、ツーリングや市街地走行など、幅広い用途に応えられるように開発。スーパーカブベースのレッグシールドレス仕様であることが、ハンターカブの大きな特徴の一つであった。
2013年に発売されたクロスカブは、”THE CROSSOVER A LIFE AND PLAY”をキーワードに開発。ビジネスモデルとして高い評価を得ていたスーパーカブ110をベースとしているだけあって、車体、エンジン共に性能は一級品。ギヤ比のローレシオ化や、アップライトなハンドルポジション、ライトガードの標準採用といったアレンジが加えられており、山に、街にと活躍の場を広げていった。
現行クロスカブとの第一の相違点はレッグシールドレス化である。これこそが、ハンターカブを彷彿とさせる大きな要因であり、泥除け、風除け効果と引き換えに、軽快なルックスが手に入ったというわけだ。
レッグシールドを取り外したことで、エンジンがメインフレーム下にむき出しの状態となる。ここをよく見ると……。クランクケース右側にはカートリッジ式オイルフィルターが追加されている。つまり、エンジンそのものは11月10日に発売されたばかりのスーパーカブ110と基本的には同一と思われる。
とすると、スパイニースリーブを採用した腰上や、スカートにモリブデンコート処理を施したピストンなどによってフリクションをより抑えられているということで、耐久性と静粛性が一層高められているということになる。
もう一つの大きな変更点が、ユーザーからの要望が多かった「二人乗り(タンデム)」対応」となったこと。タンデムシートこそ標準ではないが、折り畳み式のタンデムステップはバッチリ装備。なので、リヤキャリアにタンデムシートを取り付ければ、即二人乗りが可能。
二人乗り仕様となったことでタイヤも新たに設計。タイヤサイズはほぼ同じ(現行クロスカブ:前後2.75-17/新型クロスカブ110:前後80/90-17)ながら、内部構造も変更し強度基準に対応している。
実は、現行のクロスカブは、元々オーストラリアの郵政カブがベース。なので、フロントフォークのストローク量が多かったり、ハンドル位置もアップライト気味の設定である。現行のクロスカブはそれを日本人向けに調整していた……という経緯がある。しかし今回の新型クロスカブ110は日本専用モデルとして設計されているので、乗車位置が日本人の体型にジャストフィットしているのも特筆すべき点なのだ。170cmのライダーが跨ってもポジョションに違和感はなく、足着き性も良好であった。
なお、現段階でメーカーから公表されているのは「市販予定」であることのみで、正式な発売時期は未定。ただし、来年春のモーターサイクルショーあたりには何らかの動きがあるのでは? と編集部では予測している。
■クロスカブ110・SCPECIFICATIONS■
・全長×全幅×全高:1935×795×1090mm
・エンジン種類 空冷4ストローク単気筒
・総排気量:109cc
・タイヤサイズ:前後80/90-17
2月5日、ホンダから正式にリリースが発表された。
発売日は2月23日、ちなみにこの日は「ふろしきの日」(つ(2)つ(2)み(3)<包み>の語呂合せ)である。
特筆点は110ccモデルだけではなく、50ccモデルも新たにラインナップに加わったということ。その50ccモデルのホイールは17インチではなく、14インチに小径化されていたということ。この2つがニュースであろう。
それ以外は、東京モーターショー2017出展時と大きな違いはなさそうだ。
価格はクロスカブ50が291,600円。クロスカブ110 は334,800円。旧型モデルと比べると48,600円ほど値上がりした形だが、生産拠点を中国から日本の熊本工場に移管し品質と耐久性が高まったことを考えると妥当な価格と言えるだろう。
今回試乗の機会を得たのは、「クロスカブ110」。現行スーパーカブ110と同じ新型の空冷4ストローク単気筒109ccのエンジンを搭載し、走りのパフォーマンスにも期待できる。
カタログ値を見比べると最高出力は8.0ps/7500rpm、最大トルクは0.87kgm/5500rpmと変わりはないが、定地テストでの燃費値は旧型クロスカブが62.5km/Lなのに対して新型クロスカブは61.0km/Lと低い。旧型は一人乗りでの計測だが、新型は二人乗りでの計測結果なので、同条件ならば新型の方が優っていると思われる。
旧型クロスカブの車体寸法は全長1945×全幅815×全高1150mm、一方の新型は全長1935×全幅795×全高1090mmと少し小ぶりになったが、車両重量は105kg→106kgと微増。シート高は新旧変わらず784mm。
跨ってみる。数値上ではスリムなはずの車格だが、旧型との違いは体感するほどではないようだ。
アクセルを開けて走り出す。エンジンノイズは旧型クロスカブよりも控えめな印象でシフトチェンジ時のショックも滑らか。これらは新型スーパーカブ110と同等である。0〜70km/hまでの加速もスーパーカブ110のエンジンらしい滑らかなフィーリングで、ストレスはそれほど感じない。ただし、ヂュアルパーパスでの走破性を意識しているため、カタログ上の減速比は新型クロスカブ110の方がスーパーカブ110よりも若干ショートな設定となっている。
今回からレッグシールドが取り除かれたことで走行風を全身で浴びるようになり、モーターサイクル感は格段に増した。ただコーナリング中の接地感はそれほど感じられなかったので、やんちゃに走るというよりも「のんびり街を流す」といった用途のほうが適任のようだ。
「レッグシールドを取り去った独自のスタイルはオフロード色が強調されていて、いかにもアウトドアが楽しめそうなのが印象的。実際にツーリングしてみると、110cc単気筒エンジンはクルマの流れをリードするほどの実力を発揮し、走行性能に不足はない。アップハンドルと肉厚のシートによってポジションはラクチンだし、乗り心地も良い。オフロード走行を意識してか車高が高めで足着き性はそれほど良いとはいえないが、取りまわし性も良好だ。タイヤは前後ともブロックパターンを装着。そのためダート路にも躊躇なく入り込める。日常の足としてはもちろん、プチ冒険旅を楽しむにはまさにピッタリで、非日常の世界へと誘ってくれる」
■主要諸元■ (カッコ)内はクロスカブ110
・車名・型式:ホンダ・2BH-AA06(ホンダ・2BJ-JA45)
・全長×全幅×全高(mm):1,840×720×1,050(1,935×795×1,090)
・軸距(mm):1,225(1,230)
・最低地上高(mm):131(157)
・シート高(mm):740(784)
・車両重量(kg):100(106)
・乗車定員(人):1(2)
・最小回転半径(m):1.9(2.0)
・エンジン:空冷4ストロークOHC単気筒
・総排気量(cc):49(109)
・内径×行程(mm):37.8×44.0(50.0×55.6)
・圧縮比:10.0(9.0)
・最高出力(kW[PS]/rpm):2.7[3.7]/7,500(5.9[8.0]/7,500)
・最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):3.8[0.39]/5,500(8.5[0.87]/5,500)
・燃料供給装置形式:電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)>
・始動方式:セルフ式(キック式併設)
・点火装置形式:フルトランジスタ式バッテリー点火
・潤滑方式:圧送飛沫併用式
燃料タンク容量(L):4.3
・クラッチ形式:湿式多板ダイヤフラムスプリング式
・変速機形式:常時噛合式4段リターン
・減速比(1次★/2次):4.058/3.307(4.058/2.642)
・キャスター角(度)/トレール量(mm):26°30´/57(27°00´/78)
・タイヤ 前:70/100-14M/C 37P(80/90-17M/C 44P)
・タイヤ 後:80/100-14M/C 49P(80/90-17M/C 44P)
・ブレーキ形式 前/後:機械式リーディング・トレーリング
・懸架方式 前:テレスコピック式
・懸架方式 後:スイングアーム式
・フレーム形式:バックボーン
・価格:291,600円(334,800円)
新型クロスカブのいいところはズバリ見た目である。デュアルパーパスタイヤを履いたトレールバイクスタイルは自然がよく似合う一方で、都会の街並みにもしっかり溶け込む。単なるバイクではなくアウトドアギアとしての側面も持っている。
そんな新型クロスカブ110ではあるが、前ページのインプレッションに続いて、ここからはディテール部分を交えながら解説していこう。
まず旧型と新型では見た目が大きく異なっている。泥除け、風防といった実用面よりも軽快なスタイルを重視してレッグシールドを廃止。これによってかつてのハンターカブ・CT110のイメージに近づいた。なおセンターのカバーを外すと角断面パイプフレームが顔を出す。
ヘッドライトガードのデザインも変更が加わり、上下を覆う形状から、新型は左右を覆う形状に変更され、小さな荷台も設けられた。ヘッドライトバルブは今回からLEDが採用し、省電力化されている。
ホイールには今回からブラックのリムが使用され、足元がグッと引き締められた印象に。タイヤは新パターンのセミブロックタイヤ(80/90-17)を採用。フロントサスペンションはテレスコピック式、ブレーキはドラム式といずれも新旧変わりなし。
クロスカブはお一人様専用設計だからと、今まで諦めていた方に朗報なのが、この新型からは二人乗りに対応したという点。タンデムステップを標準装備しているので、あとはピリオンシートを用意すればタンデムランが可能となる。
サイドカバーを開けると書類入れとして使用できる小さなスペースが設けられている。これも旧型にはなかったうれしい装備だ。
エンジンは2017年11月にリニューアルしたスーパーカブ110と同じものを使用。インジェクション式の空冷4ストロークOHC単気筒の109ccといった基本設計こそ旧型クロスカブと変わらないが、鋳鉄シリンダーに合わせるスリーブに、新たに「スパイニースリーブ」を採用することで熱膨張率の違いからくる歪みを抑えたり、カムチェーンラインを最適化して冷間始動時の静粛性を高める、シフトドラムの回転軸をニードルベアリングにして、変速フィーリングを軽くするなど、細かな部分で改良が加えられた。
マフラーは新旧ともにダウンレイアウトと変わらず。ただし新型はヒートガードにスリットを採用し、トレール車らしい雰囲気に仕上げられている。
【2018年4月3日情報更新】
悪路や山道も守備範囲とするクロスカブとあって、マフラーはやはりトレイル車やオフロード車のようなアップタイプがよく似合う。
愛媛県松山市のマフラーメーカー、ホットラップが製作したこちらの「クロスカブ(JA45)用アップマフラー/純正ヒートガード使用」のクランクケース上部、シート下部を通したパイプワークは、まさしくハンターカブを彷彿とさせるスタイルを演出する。
ノーマルではΦ19と細身だったエキパイは、抜けを良くすると同時に存在感を高めるためΦ32に設定。ノーマルエンジンでの使用はもちろん、ビッグインジェクターといった燃料系チューンやボアアップした際にも対応できる寸法としている。
排気音にもかなりのこだわりをもって開発。サイレンサー内部を隔壁構造とすることで、適切な排圧をかけつつ、高音域での甲高い破裂音をしっかりと消音。低音が効いたサウンドは、近接音量約81dB、加速騒音は約73dBと、かなり静かめに仕上げられている。もちろん政府認証を取得しているので、安心して街乗りに使用することが可能となっている。
縦にスリットの入った純正ヒートガードを併用できるタイプ(メイン写真)のほかに、オリジナルデザインのヒートガードを採用する「アップマフラー/ワイヤースタイルヒートガード付き」もラインナップ。いずれのマフラーもドレスアップ&サウンドチューンを手軽に楽しむことができる。
旧型クロスカブの弱点。それは2人乗りに対応していないところである。排気量そのものは110ccと原付二種のカテゴリーに分類されているけれど、タンデム用のステップを装備しておらず……。
一方の新型クロスカブは、タンデムステップを標準で装備し、2人乗りに対応しているのがウリ。あとはパッセンジャー用のシートを用意すればOK!というわけで、それにぴったりなのが、こちらのピリオンシート。ホンダの純正でありながら店頭用のカタログにもWEBサイトにも掲載されていない、知る人ぞ知るアイテムなのである。
前席から後席までフラットに続く、ノーマル然としたこのシートは、純正リヤキャリアに固定するタイプ。工具は不要で、着脱も30秒足らずと簡単。HONDAのロゴマークが入ったバックビューもポイントだ。
「クロスカブの後ろに乗せてもらいましたが、正直、驚く程乗り心地が良い。四角四面のクッションながら厚みに不足はなく、座り心地も◎。純正キャリアにしっかりと固定される上に、簡単に脱着できるのがイイ。リヤクッションのストロークも良い仕事をしてくれます。ソロシートとピリオンシートの隙間の指が入るスペースは狭く、掴みづらいけれども、キャリア後方側はグリップとして掴まりやすいので、安心かつ快適に座っていられました(REPORT:近田茂)」
【2018年4月27日情報更新】
17インチのセミブロックタイヤを前後に履き、ちょっとした山道くらいなら問題なし、そんな気分にさせてくれるクロスカブに、さらなる遊びのエッセンスを加えたのが、カスタムパーツメーカーのエンデュランスが製作したこちらの1台である。
テーマはズバリ「釣り」。
ロッドケースキットを車体側面に設置したことで、釣竿やトレッキングポールといった長尺ものの運搬が容易になり、すぐに「バイク釣ーりんぐ」に出かけることができる。そのロッドケース後方にはガソリンの持ち運びにジャストサイズのボトルケースも装備。ステンレス製なので腐食に強いこのケースは、カギ付きなので小物入れとしても使っても便利。
マフラーはハンターカブ・CT110を彷彿とさせるアップタイプ。オールステンレス製のキャブトンデザインで、スリット入りのヒートガード付き。ノーマル(3.27kg)よりも30%ほど軽量に仕上げられているのも特徴の一つ。
近接音量は近接値が84dB、加速値は75dBとしっかりと消音されていて、単気筒エンジンらしい歯切れの良い音質が特徴的だった。
ロッドケースキットの寸法は幅93mm×高さ510mm×奥行140mm(いずれも内寸)。タンデムステップは使用不可、ヘルメットホルダーはオプション設定(3,672円)。
ボトルケースはガソリン携行缶や雨具などの収納にぴったりのφ103mm×220mm(内寸)。写真のブラック塗装の他、ヘアライン仕上げ(15,984円)もラインナップする。
【2018年5月18日情報更新】
新・旧クロスカブ の違いの一つがレッグシールドの有無。新型はレッグシールドを取り外したことで、カジュアルな見ためがイイ! ハンターカブチックでカッコイイ! と巷では大きな支持を得ている。
が! 上の写真はどうだろう。明らかにヘッドライトの形状も、リヤフェンダーのデザインも明らかに新型クロスカブ。なのにレッグシールドが取り付けられて、新型らしからぬ出で立ちに仕上げられているではないか(しかもデザイン的にもしっくりきている)。
「実はクロスカブ にレッグシールドを取り付けるのは簡単です」
そう話すのは東京足立区のバイクショップ、横山輪業代表の横山敏久さん。
新型(現行)スーパーカブ の純正レッグシールドとそれに付随する部品一式(表参照)を揃えれば、特に加工は必要なしで取り付けできるのだ。
クロスカブ 純正のフレームカバーを取り外して、代わりにレッグシールドを装着するだけなので、作業としては簡単な部類。ただし、「カバーを止めているボルトが硬くて緩めづらい場合があるので、安物ではなくしっかりした工具を使ったほうが良いです」と横山さんは話す。横山輪業では取り付け作業を5,400円で行なっているので、心配な方はプロに任せてしまうのも賢い選択である。
【2018年6月6日情報更新】
“カブ”という名がつくだけあって、後ろの荷台に荷物をたっぷり積めるのがクロスカブ のイイトコロ。でも足りない! まだ足りない! もっと運びたい! という方への(クロスカブらしくない!という見た目の好き嫌いはさておいての)ご提案がこのフロントキャリアである。
写真の通り幅390×高さ200×奥行160mmのフィルムバッグがすっぽりと収まるこのキャリアは、新聞配達といった働くシーンで大活躍のスーパーカブ50/110プロ純正品。なので、車体にがっちり取り付け可能なのはもちろん、作りの悪い海外製アフターパーツのようにキシキシ&シャカシャカと、エンジンと共振することがないのも美点である。
利便性が格段にアップするこの純正フロントキャリアの流用だが、部品代だけで54,120円となかなかの金額(下の表参照)となっている。じつは、クロスカブ純正ヘッドライトをフロントキャリア側にオフセットするのにハーネスの長さが足りず、スーパーカブ50/110プロのヘッドライトユニットごと新調する必要があるからだ。
少しでも安く仕上げたい場合は、クロスカブの純正ハーネスをハンダ付けで延長する。こうすればわざわざスーパーカブ50/110プロのヘッドライトユニット(23,868円)を用意する必要はなくなり、部品代を約30,000円までおさえることができる。
なお、今回の純正フロントキャリアの流用カスタムを提案する横山輪業では、今後専用のハーネス(予価5,000円)を開発する予定。これを使えばキャリアの移植が誰でもカプラーオンで行えるという、発売に期待の一品なのである。
●2019.02.22更新
クロスカブ50/110専用フロントキャリア
6,804円
スチール製カチオン塗装仕上げ
問い合わせ:ナナカンパニー TEL 0561-56-1777
ナナカンパニーがリリースする「クロスカブ50/110専用フロントキャリア」を使ったら、コロコロ動き積みにくい円筒型の荷物(チップスター)が3本も固定できた!
クロスカブ50/110の純正ヘッドライトガードは、荷台としても使えそうに見えてこれが意外と狭い! チップスターを3本積むなんて、ノーマル時では到底考えられたかったことである。
このクロスカブ50/110専用フロントキャリアは、純正のおおよそ倍の広さ(横260mm× 縦190mm × 高さ35mm)。純正ヘッドライトの上から取り付けるボルトオンタイプで、使用する工具はヘキサゴンレンチとスパナのみ。自分で作業しても15分程度というお手軽さも魅力だ。
最大積載重量は2kgで、計10か所のフックが様々な荷物に対応。小ぶりな工具箱や寝袋ぐらいなら余裕で積載できる=クロスカブがもっと便利になってくれるというわけである。
クロスカブ50/110専用
NA-01ステンレスマフラー
48,600円
近接騒音値:85dB
問い合わせ:ナナカンパニー TEL 0561-56-1777
カスタムといえばココから! というくらい、マフラーは大定番のポイントで、クロスカブ110用も例外ではありません。ここで紹介するナナカンパニー製は、「性能に定評あり」と巷で好評。
カブを知り尽くした同社が開発したとあって、性能アップもバッチリ体感でき、政府認証適合品なので、街乗りに使用するのだってもちろんOK。メイド・イン・ジャパンのていねいな作り込みにより、外観の美しさと耐久性を十分に満たしていることも自慢である
月刊モトチャンプ誌のテストライダーとしてお馴染みのキッシー岸田によるインプレッションでは、
「ノーマルの魅力でもある出足のトルクはキープしたまま、中速から上では、パワフルな特性に。特に高速域でのノビに優れ、走る楽しさを倍増してくれる。歯切れがよく、かつジェントルなサウンドも良い」
と好印象のようす。
クロスカブ50/110用クロールトレッキングカバー
9680円
問い合わせ●ソニッククラフティ TEL●043-305-5123
センターカバーに6対のハトメ、さらにシューレースを組み合わせると……。あら不思議、クロスカブがますますアウトドアチックな雰囲気に変身しちゃうのだ。
アドベンチャー系スクーター「VESGRIDE」の製作・販売で知られるソニッククラフティが新たにリリースした、クロスカブ用ドレスアップパーツがこのクロールトレッキングカバー(CRAWL TREKKING COVER)。
純正のセンターカバーと組み替えて、固定も純正ボルト2本だけなので、交換作業は超簡単。3分程度でこのトレッキングブーツ風のルックスが手に入るというわけ。
カラーバリエーションは5色。くまもん仕様のブラックを含むクロスカブ50、クロスカブ110の純正色全バリエーションに対応している。
デコボコタイヤのクロスカブにブーツ風のアクセントという、絶妙なマッチングのアイデアに脱帽です。
撮影協力●ホンダドリーム八王子 TEL:042-676-0335