ホンダの5人乗り小型背高ワゴン「フリード+」をベースにしたホワイトハウスのキャンピングカー「フリースタイル」に、両社が共同開発した愛犬家のための装備を満載した「DOG LOVER(ドッグラバー)」を、10月16日より20台限定で商談予約受付を開始した!
ベース車とされたのは、ハイブリッド車のエントリーグレード「ハイブリッドB」と、ガソリン車のエントリーグレード「B」のFF車で、限定台数は各10台。
ホワイトハウスが通常販売している「フリースタイル フリード+(ハイブリッド)ポップホットパッケージ」は、これにポップアップルーフや全窓プライバシーカーテン、エアヒーター、サブバッテリー、走行自動充電システム、DC室内ソケット、室内照明、ファブリック表皮のフラットクッションマットを架装している。
「DOG LOVER(ドッグラバー)」はさらに、下記の装備を追加している。
なお、購入方法も独自のものとなっており、ホンダアクセスが運営するショッピングサイト「Circle h(サークルエイチ)」のスペシャルサイトにアクセスし、商談予約。
その後、「ホワイトハウスキャンパー名古屋店本店」(愛知県愛知郡東郷町大字和合字北蚊谷29-1オートプラネット名古屋1F)または「ホワイトハウスキャンパー横浜店」(神奈川県横浜市瀬谷区五貫目町2-8)で商談、正式契約となる。
10月16日にホワイトハウスキャンパー横浜店で行われた発表会で、ホワイトハウスの酒井裕二郎キャンパー事業部長は「ホワイトハウスはキャンピングカーというニッチな市場に特化しているのが強みである一方、愛犬家向けに特化した車両をラインアップしておらず、またホンダアクセスのように大きな市場への販路を持たないというのが弱みだった。『ドッグラバー』を限定販売することで、愛犬家に訴求することでキャンピングカーユーザー以外からどの程度反響が得られるかを知り、その反響が大きければ第二、第三のモデルにつなげたい」と、「ドッグラバー」発売の狙いを説明。
さらに、「キャンピングカーの市場はユーザーもニッチということを認識しており、クオリティに対し寛容なところがある。だが、『ドッグラバー』の開発にあたり、ホンダアクセスからは『限りなく純正クオリティのものを』とリクエストされたことで、他のキャンピングカービルダーよりも数段上のクオリティを知り、作ることができた。その分開発コストは通常では考えられない膨大なものとなっているが、ユーザーにとっては極めてコストパフォーマンスの高いものになっている」と、完成度の高さに自信をのぞかせた。
また、ホンダアクセス商品企画部の片山貴王主任は、「車外に取り付けるリヤクォーターボックスが、絶対に走行中落下しないよう、かつ安価になるようにする必要があり、最も開発に苦労した。今回『ドッグラバー』に設定したアイテムを単品販売することはないが、お客様からのニーズが強いものはそのエッセンスを取り入れ、今後の純正用品開発に活かしたい」と話している。