TEXT &PHOTO:高橋一平
FHグローブトロッター
次期「FHグローブトロッター」として参考出展されていた「FH6×4トラクター リヤサスペンション」。全6輪のうち後4輪を駆動輪とするトラクターヘッドで、名称の「リヤサスペンション」はリヤ側二本の車軸がエアサスペンションであることを意味する。フロント側はリーフスプリングだ。トランスミッションは「Iシフト」と呼ばれるDCT(トラック用として2014年にボルボが世界で初めて採用)で、前進12段、後退4段というもの。エンジンは直列6気筒の13ℓ(12777cc)のD13K540型(397kW)、排気ガスの浄化装置には尿素SCRが用いられる。車軸数や駆動輪の構成、サスペンションやエンジンの仕様は他にも豊富に用意されており、トレーラーヘッドだけでなくトラックタイプもラインアップ。さまざまな用途への対応が可能だ。