すでにペブルビーチ・コンクール・デレガンスで発表されているが、スラントしたグリルなどスタイリッシュなデザインは最新BMWのデザインの方向性をうかがわせる。「電動化車両は主要な成功セグメントです。先月全世界で1万台の電動化車両を販売しました」とクロンシュナーブル社長が述べていることから、ハイブリッドモデルも存在するかもしれない。登場は来年期待できそうだ。
アジアプレミアとして登場したコンセプト8シリーズは往年のラグジュアリークーペの8シリーズの復活を彷彿とさせる。もちろん、まもなく登場予定の8シリーズの外観を再現しているという。 8シリーズはラグジュアリーモデルの象徴であるという。情熱、パワー、パフォーマンスに妥協しない真のスポーツカーであり、真のラグジュアリーカーと謳う。キャッチフレーズは「less is more」つまり予少なく、より豊かに。本来このポジションは6シリーズが担ってきたが、モデルの統廃合が進むBMWにあって、6シリーズはやはり消える運命なのかもしれない。コンセプト8シリーズはまさにラグジュアリークーペの6シリーズのポジションに据えられるだろう。
まもなく日本にも上陸予定のM5は4.4リッターV8ツインターボのハイパフォーマンスサルーン。最高出力は600ps(441kW)、最大トルク750Nm、0-100km/h加速で3.4秒のパフォーマンスを誇る。駆動方式はAWDながら、走行性能を楽しむ場合は後輪駆動を選択することもできる。CFRP製ルーフなど素材にも趣向を凝らして軽量化を果たすなど、5シリーズラインナップのトリを飾るにふさわしいモデルだ。
6シリーズ・グランツーリズモは5シリーズ・グランツーリズモの後継車となる。5シリーズGTと同様に荷室容量は大きく、610リッター(最大1800リッター)としながらも、Cd値を0.29から0.25に向上するなど空力性能を高め、最大150kgの軽量化もあいまってスタイリッシュなシルエットを手に入れた。 最新の自動運転技術も盛り込まれ、コネクテッドドライブにも注力し、高度自動運転開発を進めている。これは2021年6月までに発売する予定のiネクストの開発にもつながるだろう。