DRIVE PX PEGASUSは、1秒当たり320兆回(320TOPS)を超える演算が可能で、前バージョンのDRIVE PX2と比較して10倍を優に超える性能を持つ。
システム全体のメモリ帯域は1TB/秒に達し、機能安全のASIL D、CAN、Flexray、16個のセンサー入力(360度カメラやレーダー、LiDARなど)、複数の10GBEthernetにも対応している。
現在、NVIDIAのDRIVE PXプラットフォームを自動運転の開発に利用している225社のパートナーのうち25社が同社のCUDA GPUを使ってロボットタクシー(完全自動運転技術)の開発を進めている。現在の開発車両のトランクは、サーバクラスのNVIDIAのGPUを走らせるためのラックで「まるで小さなデータセンター」のようだという。
新しいPEGASUSのサイズは、「ナンバープレート程度」。レベル5の自動運転に必要な膨大なコンピューティング能力をコンパクトなサイズで実現できる。エネルギー消費も前世代に比べて大幅に低減できているという。
DRIVE PX PEGASUSの出荷は2018年半ばを予定している。