9/14、警察庁から発表された「2017年前期の交通関係法令違反の検挙状況」によると、スピード違反の総検挙数は740,940件(前年の800,655件から約6万件の減少)。検挙速度域の内訳を見てみるとほとんどが15km/hオーバー以上であり、15km/hオーバー未満はわずか24件(0.0032%)に過ぎない。ネットなどで噂されている「スピード違反の下限は15km/hオーバー」というのはどうやら本当のようだ。

15km/hオーバー未満で捕まったら、自慢していいかも!?

2017年前期の検挙超過速度域の内訳は以下の通り。




50km/h以上     8,840件(1.19%)


30~50km/h未満 100,950件(13.62%)


25~30km/h未満 146,433件(19.76%)


20~25km/h未満 256,877件(34.67%)


15~20km/h未満 227,806件(30.75%)


15km/h未満      24件(0.0032%)




なるほど、15km/hオーバー未満の検挙はわずか0.0032%。よっぽど取り締まり官がノルマに追い詰められていたか、それとも違反者の態度が悪かったか、に違いない。なにしろ宝くじの1等に当たるくらいの確率だからね。まぢに自慢していいかも。




冗談はさておき、検挙速度域が15km/h~25km/h未満に集中(65%以上)しているのは、たぶん、ドライバーがそんなに飛ばしているつもりのない速度だからだろう。たとえば40km/h規制道路で55~65km/hで走るというのは決して非日常的ではない。交通量がそれほど多くない時間帯の幹線道路では、いわゆる流れに乗った速度だから、つい取り締まりに対する警戒感が緩んでしまいがち。ネズミ捕りはもちろん、パトカーや白バイにとってもいいカモというわけだ。




流れに乗っている時でも常に周囲に気を配る、これを機にもう1度認識を新たにしておこう。

一般道で29km/h、高速道路で39km/hオーバー検挙が多い秘密

また、25~30km/h未満でも検挙率が20%近いが、実は統計をとってみると一般道で29km/hオーバーでの検挙数が不自然に多いのだ。これはたぶん、パトカーや白バイの追尾で十分な計測ができなかった場合に、「青切符なら納得してサインするだろう」ということで計測器のメーターをこの速度で止め、ドライバーを懐柔するケースがけっこう多いというのがその原因らしい。これは高速道路でも同じ。なぜか39km/hオーバーでの検挙が突出している。事実、当情報局にも「高速で150km/h以上で走ってたのに39km/hオーバーで捕まった」という類の報告がけっこう寄せられているのだ。




パトカーや白バイによる追尾は簡単なように思えるが、実は「高速道路では約50mの車間を保持し、測定開始から測定終了まで約300mの間を追尾。一般道では約30m間隔で約100m追尾」という規定があり、これ以外の手順で計測し検挙することは不当取り締まりとなる。つまり、追尾方法についてドライバーにとやかく言われるくらいなら、青切符で納得させて捕まえちまえというわけだ。




というわけで、とりあえず、現状ではよっぽど運が悪くなければスピード取り締まりにおける危険域は15km/hオーバー以上ということが証明されたわけだが、これから加速する生活道路での取り締まり強化において、この定番が通用するのかは甚だ疑問。元々の規制速度が低いだけに10km/hオーバー程度でも捕まる可能性は否定できない。なにしろ警察曰く「1km/hでもオーバーしたら違反は違反」なのだから。

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http://www.npa.go.jp/publications/statistics/koutsuu/H29_kamihannki.pdf

情報提供元: MotorFan
記事名:「 スピード違反は15km/hオーバーからという噂の真相に迫る!