スカイライン神話の中でも飛び抜けて知名度の高い、C10系の6気筒・GC10、KGC10(L型搭載車) とPGC10、KPGC10(S20搭載車)のスカイライン通称「箱スカ」。「ハコスカ」とも書いたりするけど、今ではハコスカと言えばこのセダンとハードトップを指す意味があるんだけど…

こちらはKPGC10型スカイライン。ハードトップの2枚ドアは昔は"箱スカ"と呼ばれて無く"スカG"と呼ばれることが多かったのだ

 それでは何故ハコスカと呼ばれていたのかを説明しよう。諸説あるけど要するに「箱」のように四角くいからという単純なこと。セダンのガラス部分より上と、屋根を取ってしまう想像をしながら見るとさらに箱に見えるだろう。その姿は箱の高さはあまり無く、長さがある箱だから「マッチ箱」から来ているという説もあるけどどちらとも箱のような形だから「箱スカ」と呼ばれ始めたらしい。


 しかしいくら目を細くしてたり斜めから見たりしても、ハードトップはそういう風には見えない。なんか自分が変なのか?いやいや、そうじゃありません、うん、当時の人は正しいのです!ハードトップ、実は当時は箱スカじゃ無いんだ!「えっ?そうなの???」という声が聞こえてきそうだけど、当時はスポーツ性がさらに高い意味からGTの"G"とスカイラインを合わせてハードトップは"スカG"と呼ばれていたんだ。


しかし、いつからか「箱スカ」という愛称が一人歩きを始めこの型、C10系はいつからか"箱スカ"と呼ばれるようになったみたいだ。


それだけ人気があるという証拠でもあるけど、だから現代ではセダン、ハードトップどちらとも「箱スカ」と呼ぶのは正しいと言うことなのです。





情報提供元: MotorFan
記事名:「 昔はあの「箱スカ」は「箱スカ」じゃなかった?