ボディはリヤ側を除けば従来の911 GT3と同一。専用に設計されたフロントエンドの大型エアインテークや911 GT3モデル特有のエアアウトレットをラゲッジコンパートメントリッド前部に備え、フロントとリヤのライトなども同じ。しかし、リヤ周りは、従来のGT3に備えられた大型リヤスポイラーを外し、911カレラと同様の構造をもつスポイラーに置き換えたうえで、ボディ同色に塗られたエアロダイナミックティアオフエッジ(ガーニーフラップ)を追加。リヤリッドグリルには、“GT3 touring”のロゴがあしらわれるなど、GT3ほどの派手さはないものの、ほど良い主張が見られるのが特徴だ。GT3の名を冠するだけに、ホイールはセンターロック式鍛造軽合金製を装備。ボディサイズがGT3そのままゆえ(911カレラよりも44ミリワイドなリヤトレッド)、大型のリヤスポイラーを備えないことから、独特のアピアランスを生み出している。