全高が高いおかげか、意外なほど車内は広々としていて、座席シートは2席設置。ただし、日本では法規上ミニカー(50cc以下のエンジン相当の動力を搭載する小型車で「原付ミニカー」とも呼ばれる)に分類されるため、乗車定員は1名。なので、助手席部分は荷物を置くスペースとして有効活用するのが良いでしょう。
バッテリー容量と航続距離に優れる固定式もラインナップされていますが、劣化したバッテリーの交換が難しいことを考えると脱着式の方が賢い選択かもしれません。
駆動に使われているのは、後輪の左右それぞれに内蔵された48Vのブラシレスモーター。最高速度は45km/hとなっていて、近距離の移動に特化した設計といえます。
操作は基本的にはAT車と同じです。シフト操作はハンドル奥のスイッチで行い、一般的なドライブとリバースの他に、最高速度を30km/hで制限する「カメ」マークのモードがあり、電力消費を抑えることができます。また、坂道などよりトルクが必要な場面では「BOOST」ボタンを押すことで加速力を得られます。