ここで、なぜXデーだったのか、もう一度簡単に説明しよう。
2016年7月1日に施行された新排ガス規制。これは欧州で採用されるユーロ4同等で、これまでの規制値の約半分まで削減しなくてはならないほど厳しい。しかし適応までには猶予があり、新型車が2016年10月1日以降、継続生産車及び輸入車が2017年9月1日以降と定められていた。つまり、新排ガス規制をクリアしていない車両は8月31日までしか生産できない。これにより、9月1日を迎え、メーカーWEBサイトには「生産終了」の文字がズラっと並ぶこととなったわけだ。
それでは各メーカーごとに生産終了モデルを見ていこう。
・ゴールドウイング/同F6B/同F6C
・CTX1300
・VFR1200F/同X
・VT1300CX
・インテグラ
・シャドウ ファントム<750>
・CTX700/同N
・CBR600RR
・シルバーウイングGT 600/同400
・CB400F
・シャドウ クラシック<400>
・CBR250R
・VTR/同F
・CB250F
・フォルツァ/同Si
・フェイズ
・CB233S
・FTR
・エイプ50/同100
・ズーマーX
・モンキー
・ズーマー
・ディオ/同チェスタ
・トゥデイ
・リトルカブ
・SR400
・XJR1300
・VMAX
・ドラッグスター250/同400
・ドラッグスタークラシック
・セロー250
・XT250X
・トリッカー
・WR250R
・WR250X
・マグザム
・マジェスティ
・アクシストリート
・VOXデラックス
・BW’S(50cc)
・バンディット1250/同F/同S
・グラディウス400ABS
・GSR400ABS
・ブルバード400
・イントルーダークラシック400/同キャスト
・GSR250/同F/同S
・ST250 Eタイプ
・グラストラッカー/同ビッグボーイ
・スカイウェイブ250/同タイプS/同タイプM/同タイプSS/同リミテッド
・バンバン200
・アドレスV125S/同リミテッド
・アドレスV125/同SS
・バーディー50/同セル付
・新聞バーディー50
・e-Let’s W
さて、目の前が真っ暗になってしまった人も多いと思うが、絶望するのはまだ早い。生産終了とは、読んで字の如くメーカーでの生産が終了したというだけで、街中のバイク屋さんから車両が消えるわけではない。つまり、ここに名を連ねるモデルも、販売店を探せば新車がまだまだ手に入るというわけだ。ホッと一安心……とはいえ、店頭在庫がなくなるのは時間の問題なので、早めの購入をオススメしたい。