神戸市交通局は、西神・山手線向けの新型車両6000形を2月8日、報道陣に公開した。

開業から40年以上経過し、車両の老朽化対策として全28編成を2022年度までに置き換える予定である。



デザインは川崎重工業が行ない、デザイン監修は奥山清行氏が代表を務める「KEN OKUYAMA DESIGN」が担当。



新型車両6000形は西神・山手線で約25年ぶりとなる新型車両で3種類のデザイン案から市民が投票して決定した。



街に馴染む丸みを帯びたフレンドリーなデザインで,車両全体を巻き込むような安心感を与えるカラーリングとする。



車内は落ち着きのあるカラーリングと丸みを帯びたシンプルな形状を多用した上質な室内を目指した。



外観で使用しているグリーン系を室内の座席に取り入れている。



仕切扉は全面ガラスにし、見通しを良くしている。ガラスには大人・子供の目線高さに衝突防止の柄を入れている。



車内案内表示器は視線を集めやすい乗降口上部に案内モニターを設置し、乗換案内や停車駅情報を4ヶ国語で案内する。



優先席は識別しやすいように一般席と明度差を持たせたモケット色を採用、つり手の色もオレンジとし視認性を向上させている。

車椅子やベビーカーなどで利用しやすい優先スペースなどバリアフリー対策を充実させている。



運転室はダークグレーで統一し、客室との区別化を図っている。

天井面は明るくすることで開放感を持たせ、マテリアルを艶を抑えた表面仕上げとして前面ガラスへの映り込みを軽減している。



営業運転開始に先立って2月9・10日に市内在住・在勤・在学者を対象に試乗会を開催する。

両日とも午前の部は10時から11時30分、午後の部は14時から15時30分ごろまでの2回開催する。



2月16日から営業運転を開始すると発表した。

当面はデビュー記念のオリジナルヘッドマークを掲出して運転する。



情報提供元: Ex-Train