JR東日本は、秋田県、秋田市と連携を図り、JR貨物、秋田臨海鉄道の協力により4月18日から秋田クルーズ列車の運行を開始した。



秋田港のクルーズ船乗客の移動に貨物線秋田港駅に乗降設備を新設し、貨物線を活用して秋田駅直通列車に専用車両キハ48形を使用する「あきたクルーズ号」を運転する。



今年初めて秋田港に寄港した英国船籍の大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」(全長290メートル、115,875トン)。



秋田港クルーズ列車の運行開始を記念して秋田港駅において出発式を開催した。



出発式では佐竹敬久秋田県知事、穂積志秋田市長、尾関良夫国土交通省東北運輸局局長、津田修一国土交通省東北地方整備局局長、古田真弘JR貨物東北支社副支社長、石崎利夫秋田臨海鉄道代表取締役社長、菊地正JR東日本執行役員秋田支社長の7名によりテープカットを行った。



続いて兼平悟国土交通省東北運輸局秋田運輸支局長、松渕知国土交通省東北地方整備局秋田港湾事務所長、佐々木司秋田県観光文化スポーツ部長、小川智弘秋田県建設部長、秋山尚子秋田市観光文化スポーツ部長、堀川悟カーニバル・ジャパン代表取締役社長、坂巻伸昭東武トップツアーズ代表取締役社長、和泉亨JR東日本土崎駅長の8名によりくす玉開披して運行を祝った。



12時、石崎利夫秋田臨海鉄道代表取締役社長、和泉亨JR東日本土崎駅長が出発の合図を送り「あきたクルーズ号」一番列車は多くの乗客を乗せて秋田港駅を出発、秋田駅に向かった。





秋田港クルーズ列車は秋田港に入港するクルーズ船乗客のみが乗車できる。



列車の出発時刻に合わせて秋田の夏祭り竿燈の実演とお囃子を披露、秋田民謡の演奏を実施した。



秋田港クルーズ列車運行開始を記念してミニSLとリゾートしらかみ橅編成「ミニぶな」の展示を行った。



運行開始日は秋田港発秋田行が3本、秋田発秋田港行が3本の「あきたクルーズ号」を運転した。

今後はクルーズ船寄港日やセリオンタワーイベント開催日に運行する予定となっている。

(取材協力:JR東日本・秋田臨海鉄道)



情報提供元: Ex-Train