JR西日本は、8月30日に惜しまれながら閉館した梅小路蒸気機関車館で運行していたSLスチーム号客車の、京都鉄道博物館開業に合わせた新製客車が完成したと発表した。

コンセプトは「レトロ」、京都の歴史・優美さと「人が集まって楽しむ」雰囲気の演出という設計思想に基づき、けん引する蒸気機関車と同年代に製造されて活躍していた客車イメージを取り入れ、レトロ感を演出する。

客車の外観は京都鉄道博物館の開業に合わせて、京都の歴史・優美さを感じながら動くSLを体感できる客車に置き換えることとした。






京都鉄道博物館開業後には、着席定員を80席から208席に大幅に増加させるほか、車いす定員も2台から4台に倍増。出入扉も150mm広く、既存の客車より長さ5.5m、幅0.6m、高さ0.7m大きくなっている。



明るく広々とした開放的な車内空間の提供、動くSLを体感できる乗り心地の提供、京都の歴史・優美さと「人が集まって楽しむ」雰囲気を演出する「聚楽(じゅらく)ぶどう色」を採用、往年の特急車両のヘッドマーク図柄をモチーフとしたデザインをボックス席ごとに配置、京都駅寄り客車は往年の特急列車展望車をイメージし、梅小路のシンボルである梅をあしらったテールマークを掲出、2両1編成となる。

(画像提供:JR西日本)

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情報提供元: Ex-Train