JR西日本は、10月より実施する北陸デスティネーションキャンペーンに合わせて、城端線と氷見線で運転を開始する観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」の車両が完成し、9月8日、金沢総合車両所で報道陣に公開した。



車両コンセプトは「走るギャラリー」。窓枠を額縁に見立て、城端線・氷見線の一番の魅力である山と海の変化に富んだ美しい車窓を一枚の絵画のように演出する。


列車名「ベル・モンターニュ・エ・メール」は、美しい山と海をフランス語で表現、愛称名を「べるもんた」としている。





車内に富山県南砺市の伝統工芸品である井波彫刻を海側に2作品、山側に6作品展示している。



食のサービスとして提供する「ほろ酔いセット」は、標高3,000メートル級の北アルプスに源を発する良質な水と高品質な酒米でつくられた淡麗辛口酒と沿線4市の珍味のセット。全ての列車で数量限定で1,500円(税込)で販売する。



車内で鮨職人が握り提供する「ぷち富山湾鮨セット」は、富山湾の新鮮な海の幸を使った鮨5貫と氷見はとむぎ茶のセット。土曜日のべるもんた1号・2号・日曜日のべるもんた53号・54号で2,000円(税込)で販売する。



車両の前で、野中雅志JR西日本執行役員金沢支社長、高橋正樹高岡市長、高桑良昭井波彫刻協同組合理事、広野一斗富山きときと企画取締役兼総料理長で記念撮影も行った。





車両は普通気動車1両(キハ40系)快速列車の全車指定席、定員39名。運転日は10月10日より2016年2月28日までの土・日曜で土曜は新高岡・高岡~氷見駅間を2往復、日曜は高岡~城端駅間を2往復する。

2016年3月以降のダイヤは別途発表する。




情報提供元: Ex-Train