JR東日本は、中央線特急電車E351系の取替を目的に心臓した、性能評価や技術検証を行う中央線新型特急E353系を7月29日に落成し、8月2日、松本車両センターで報道陣に公開しました。



外観コンセプトは「伝統の継承、未来への躍動」。

南アルプスの雪色を表現した「アルパインホワイト」、あずさ伝統色を継承した「あずさバイオレット」、風を切って疾走して行くキャノピーの流線型を強調する増加のあるブラック「ストリームブラック」、やや青みのあるメタリックグレーにより松本城の青みがかかった漆黒を表現した「キャッスルグレー」によりあずさのDNAを引き継ぎながら、日本の中央を駆け抜ける新時代のダイナミズムを表現しています。



内装コンセプトは「機能性と高揚感、クラス感」モダンでシンプルだが上質、機能的な鮮やかさを表現したグリーン車。



「南アルプスと梓川のきよらかさ」シンプル、清涼、透明感を表現した普通車。





基本編成が9両、付属編成が3両の計12両編成。12両編成時は普通車656席、グリーン車30席の計686席、主に中央本線と篠ノ井線で運用、最高速度は130Km/h。

製造メーカーは総合車両製作所、デザイン制作は奥山清行氏が代表を務める「KEN OKUYAMA DESIGN」。

特徴は、空気ばね式車体傾斜装置を初めてJR東日本の在来線特急電車に採用・走行中の振動を低減するフルアクティブ動揺装置を一部の先頭車とグリーン車に搭載しており、乗り心地が向上する。





高速走行時における視界や安全性を考慮した高床構造の運転台。





各座席にパソコンが置けるテーブルとコンセントを設置した。



普通車も各座席にコンセントを設置した。







改良型ハンドル形電動車いすで利用できる大型トイレ、多目的室、車いす固定可能な座席を設置した。



量産先行車のため、今後の試験結果などで仕様等が変更することもある。



情報提供元: Ex-Train