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先代同様、デザインは南仏のデザイン拠点・EDスクエアが担当し、生産は英国工場・TMUKで行われ、海を渡り日本に届けられる。
アベンシスとしては3代目、日本市場では2世代目となる新型のエクステリアはなかなか魅力的。先代に比べAピラーの付け根を100㎜前に出したことでフォルム全体がグッとスタイリッシュに。
同時にボンネットフードの外周ラインからAピラーへのつながりや力強く張り出したショルダーライン、フロントフェンダーやサイドシル上部の彫りの深いプレスラインなど、自己主張の強さもある。
なおボディサイズは全長、全幅ともに+50㎜となり、結果、全幅は1810㎜。全高、ホイールベースは先代と変わらない。
シンプルで落ち着きのあるインテリアも好感だ。適度なサルーン感覚と上質なテイストが上手く噛み合っている。ステアリング&シフトノブは本革巻き。メーターはオプティトロン。センタークラスターやステアリングに施されたチタン調加飾も効果的な演出になっている。
また、前後席間距離は936㎜確保し、室内幅は先代比25㎜拡大するなど、より余裕のあるキャビン空間を実現した。
欧州ではディーゼル&マニュアルミッションが主力となるが、日本に投入されるパワートレーンは2Lバルブマチックエンジン&スーパーCVTiだ。
これはヴォクシー/ノアと同じ組み合わせとなるが、エンジン&CVTの協調制御はまったくの別モノで欧州専用のチューニングが施されている。
欧州のドライバーが好む味付けで7速シーケンシャルシフトのレスポンスも向上している。日本でも走り好きのユーザーにとっては期待を抱かせるチューニングといって良さそうだ。
プラットホームはオーリスなどと共通のMCプラットホームで、リアサスペンションはダブルウィッシュボーンを採用。足まわりのチューニングは欧州仕様そのままだ。
バリエーションはワゴンのみの1グレードで、タイヤ&ホイールは205/60サイズの16インチが標準だ。ところが欧州では225/45サイズの18インチの設定があり、このサイズまでならインナーの干渉などの心配は無用。
足まわりのチューニングにも差がないとのことなので走りを損なうこともない。
※記事の内容、価格、スペック等は2011年6月のデビュー当時のものです。その後の一部改良等で変更になっている可能性もあります。
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]