- 週間ランキング
日本ではしばらくピックアップトラックというカテゴリーが消滅していました。かつては映画「波の数だけ抱きしめて」で織田裕二が扮する小杉が劇中でダットサントラックに乗っていたこともあって、ピックアップトラックのブームがありました。映画はダットサンのシングルキャブだったのに、世間ではなぜかハイラックスのダブルキャブのほうが人気という不思議な現象でしたが、そこはさすがトヨタの販売力といったところでしょうか。しかし、そんなハイラックスも2004年を最後に販売されていません。もはやいま20歳くらいの若者は「ピックアップ?なんすかそれ?うまいんすか?ウケルw」状態でしょう。しかし、決してハイラックスが消滅していたわけではないんですね。じつは2004年からその場をタイに移して、着々と進化していたわけです。いまでもピックアップトラックはタイの若者に人気なんですね。
日本では売られることのないピックアップトラック。そこに目をつけたのがJ-tantoこと但東自動車なんです。
ピックアップトラックがカッコいいことは間違いありません。しかし日本では売っていない。そこでJ-tantoは軽トラックをピックアップトラックのようにカスタムしたら面白いのではないかとスタートしたのが「サムライピックアップ」シリーズなんですね。こちらのハイゼットトラックは「嵐」というモデルで4インチのリフトアップにオフロードタイヤなどを装着してカスタムしています。
■リフトアップ:フロント 2.5インチ、リア 1インチ
■タイヤ:BFグッドリッチ KO2 オールテレイン(285/65-18)
■ホイール:アメリカンレーシング AX202(18×9.0±0)
■オーバーフェンダー:AOS
■TRDスキッドプレート
■ファルコンベッドライナー
さらに但東自動車では軽トラックのカスタムだけではなく、日本では販売されなくなったハイラックスをタイから輸入して販売していました。ちなみに車名は前モデルが「ハイラックスVIGO」で現行モデルが「ハイラックスREVO」といいます。タイではハイラックスのカスタムが人気なので、パーツもたくさんあります。但東自動車ではパーツも輸入してカスタムしているんですね。それがこちらの1台です。リフトアップされていてかなりキマっています。
みなさんもご存知の通り、2017年10月から日本でもハイラックスが販売されています。一応日本では新型車扱いになっていますが、じつはタイで2015年から販売されているハイラックスREVOと同じクルマなんですね。つまり、タイで売られているカスタムパーツが使えるというわけです。まだまだ日本ではハイラックス用のパーツは少ないですが、但東自動車ではこれまでもタイからパーツを輸入してカスタムしていたので、ノウハウはバッチリです。上の写真にあるようなパーツはすべてタイからの輸入パーツです。これからハイラックスのカスタムを楽しみたいなんて人は、ぜひ一度相談してみてはいかが?