アクセル踏み間違いに対応する

ふたつのシステムの導入を開始



プラスサポート&踏み間違い加速抑制システム



TOYOTA/トヨタ


プラスサポート_スマートキー&作動状況




トヨタが安心&安全性の強化に余念がない。


この度、踏み間違い事故のさらなる抑制と軽減のため、既存のシステムに加え、新たな急アクセル時加速装置を開発。


新車向けの「プラスサポート」と既販売車向けの後付けシステムに機能を追加した「踏み間違い加速抑制システムⅡ」を発売した。


従来のシステムは、センサーで検知できる壁やガラスなどの障害物がある場合の踏み間違い事故に対応していたが、障害物がない場合の事故を減らすために新技術を投入。


実際の踏み間違い事故発生時に、アクセルペダルが全開で踏み込まれた状況を分析するだけでなく、コネクティッドカーから得られたビッグデータと照合。


右折時や一時停止時など、ドライバーが実際に急加速を必要とする状況を除くことにより、アクセルの踏み間違い操作を特定し、障害物がなくても加速を抑制することで、踏み間違い事故の低減を図る設定としている。


「プラスサポート」の特徴は、販売店オプションの専用スマートキーで開錠すると自動的に「プラスサポート」が起動。


進行方向に障害物がない場合でもペダルの踏み間違い操作を検知した時に加速を抑制してくれる。


障害物を検知して加速抑制&ブレーキ作動を行うインテリジェントクリアランスソナーとの合わせ技で、ペダル踏み間違い事故の軽減に貢献する。


後付けの「踏み間違い加速抑制システムⅡ」の特徴は、「急アクセル時加速抑制」機能が追加されていること。


従来の「踏み間違い加速抑制システム」にある前方の障害物を検知して加速を抑制する機能や後退時に加速を抑制する機能に加え、後退時には障害物の有無に関わらず加速を抑制することで、より幅広いペダルの踏み間違い事故の防止&低減に寄与している。


システム構成を見直しつつ、機能の強化を図っているが、「踏み間違い加速抑制システム」より約1万7000円安を実現。


国土交通省が4月に創設した「後付け障害物検知機能付きペダル踏み間違い急発進抑制装置」の性能認定制度に適応するため、取り付け時には補助金対象となるのもありがたい。


プラスサポート


インテリジェントクリアランスソナーを装着する新車向けのシステムが「プラスサポート」。7月1日発売のプリウス&プリウスPHVよりシステム搭載を開始し、今後順次搭載車種を拡大する予定になっている。


プラスサポート_スマートキー&作動状況

プラスサポート_専用スマートキー

プラスサポート_踏み間違い対応機能

プラスサポート_急アクセル時加速抑制_非作動時&作動時

【PARTS SPECIFICATION】


<プラスサポート用スマートキー>

■価格:1万3200円〜

■対応:プリウス、プリウスPHVのインテリジェントクリアランスソナー装着車


踏み間違い加速抑制システムⅡ


既販売車種向けの後付け装置になる「踏み間違い加速抑制システムⅡ」。2015年12月〜2020年6月までに生産されたプリウスで、インテリジェントクリアランスソナー非装着車に対応。以後、SAI、クラウン、マークX用など、順次拡大予定だ。


踏み間違い加速抑制システムⅡ_センサー

踏み間違い加速抑制システムⅡ_表示機

踏み間違い加速抑制システムⅡ_従来システムとの比較

【PARTS SPECIFICATION】


<踏み間違い加速抑制システムⅡ>

■価格:3万8500円

■対応:プリウスのインテリジェントクリアランスソナー非装着車


問:トヨタ自動車お客様相談センター 0800-700-7700

https://toyota.jp


[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部_山口文明]



情報提供元: ドレナビ
記事名:「 トヨタが急アクセル加速抑制を強化! 新車向けの「プラスサポート」と後付けの「踏み間違い加速抑制システムⅡ」を同時リリース