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*MAT Service Factory**
ジムニー業界のアイデアマンといえば、MATの蔦田氏だろう。
常に他と異なる観点でチューニングアプローチを行い、様々な実績を残している。
さらに、その技術力は、自ら製作したマシンで国際ラリーにエントリーし、成績を残すなど本格派だ。
しかし、若干イタズラ好きで、今回のインプレでもその悪癖が炸裂。
筆者に「ウチのクルマは、今回ドレスアップマシンだからインプレ程々にね」と言っておきながら、乗ってみるとその考えが激変。
うねった逆バンクのコーナーアプローチで、車体姿勢が全く崩れずに安定している。
踏ん張り感は抜群で、乗り心地はしなやか。
切り返しでもドライバーの感覚に忠実で、シャープな動きをさせようとすればそれに応え、アベレージ速度に応じた動きをする。
それでいて、のんびり乗る状況でハードな印象は皆無。
かなりレベルが高いサスペンションだ。
それを伝えると。「あっ、わかっちゃった? 良いでしょ! さすがだねぇ。おまけにこれ、フルタップ式で調整可能なんだよ」うーん、人が悪い。
様々な、便利ツールや機能パーツなどを組み込んだこのクルマ、ルックス的には前後バンパーやグリル、フェンダーをホワイト化し、上品でオシャレ。それに対しこの性能は、なかなか反則なマシンと言えるだろう。
ボディ同色に塗装されたカラードバンパーは、印象をかなり変えてくれる。
ホワイト一色にブラックのラグナトラッカー。上品ないでたちはMATの真骨頂だ。
リアシートのヘッドレストをスマートに収納するピロホルダー。
各種マットにはレッドのステッチが施され、車内をコーディネイト。
新型ジムニー用ドリンクホルダーは、ボルト留めでしっかり固定。こういった便利グッズは蔦田氏が最も得意とするジャンルだ。
フルタップ式の大容量ダンパーをオリジナルセッティングで装着。
ジムニー業界ではまだ珍しいスペックだが、このダンパーの性能には目を見張るものがある。
先見性とチャレンジ精神の塊の蔦田氏ならではのサスペンションと言える。
この味付けにはちょっと驚いた。
【Exterior】
カラードバンパーフロント/リア(塗装)
オーバーフェンダー/ステップ(塗装)
ミラーカバー水圧転写:4万円
フロントグリル
【Interior】
オリジナルフロアマット:1万2000円
オリジナルカップホルダー:5500円
オリジナルラゲッジマット:1万円
オリジナルピロホルダー:8800円
ドアハンドルアンダープロテクターカバー:3500円
シートカバークッション:7200円(1席)
【Engine Tune】
スロットルコンビューター:ASK
【Suspension】
マルチアクションコイル74:3万8000円(1台分)
マルチアクションダンパー:8万円(1台分)
オートレベライザー延長ブラケット:1500円
Rブレーキホース延長ブラケット:3400円
ブレーキパッドK4:9500円
【Tire&Wheel】
ラグナ・トラッカー 5.5J×16
トーヨーオープンカントリ−RT 215/70-16
※価格はすべて税別です
代表 蔦田 賢士さん
現状考えうる技術を全てこのクルマに施してきました。しかし、これが一つのステップで今後もさらに進化させていきます。チューニングって楽しいですよ。乗って見て貰えば、このクルマの楽しさは分かってもらえると思います。一度来店してください。
問:マットサービスファクトリー
電話:072-890-1221
URL:https://www.matsf.com
ハイパーレブ Vol.241 スズキ ・ ジムニー &ジムニーシエラ No.6(2019/12/26)より
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