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そんな夏本番を迎えているベルリンで、ギラついた太陽にも負けない、鮮やかなボディカラーに身を包んだクルマが目に飛び込んできました。スリット付きの迫力あるフロントスポイラーに、OZレーシングの大径ホイール。今回は、ヨーロッパの走り好きの心を刺激するホットハッチ、オペル・コルサOPCを紹介します。
オペル・コルサは、日本人にとってはあまり馴染みのない名前かもしれません。コルサは、1982年に初代モデルが登場して以降、1993年に2代目コルサB、2001年に3代目コルサC、2006年に4代目コルサD、2014年に5代目コルサEと、意外なほど長い歴史を持っています。
日本では、2代目コルサBと3代目コルサCが、ヤナセによって正規輸入されていました。トヨタ・コルサがすでに商標を持っていたため、日本では「オペル・ヴィータ」に改名して販売。とあるドラマのヒロインの愛車に抜擢され、中古車市場で品薄になる、という出来事もありました。日本では2006年にオペルが撤退したため、4代目コルサD以降は正規輸入されていません。
今回ご紹介するオペル・コルサOPCのベースとなっているのは、4代目コルサD。コルサDは2006年から2014年まで生産され、2010年に一度フェイスリフトを含むマイナーチェンジを受けていますが、写真の個体はマイナーチェンジ前のモデルです。ホットバージョンであるOPCが登場したのは2007年なので、2007〜2010年に生産されたモデルだと考えられます。今見ても新鮮かつ魅力的なデザインですが、すでに登場から10年以上が経っているのですね。