世界的な模型メーカーが集結し、「模型の首都」といわれる静岡。そんな聖地で毎年開催されているのが「静岡ホビーショー」。各社がプラモデル、ラジコン、ミニカーなどの新製品を多数発表するため、業者招待日には世界中のバイヤーが、そして一般公開日には7万人以上の来場者が集まるビッグイベントです。



今回は、今年で57回目を数える静岡ホビーショーで発表された、クルマ関係の注目の新製品をご紹介します。


トミーテックは日産 プリンスロイヤルの製品化を発表



ネオクラシック好きにはたまらないミニカー・ラインアップを取り揃えているメーカーがトミーテック。今回のショーでは、同社のTLV(トミカリミテッドヴィンテージ)誕生15周年記念商品として、なんと皇室で長年御料車として活躍してきた日産 プリンスロイヤルの製品化を発表しました。これは以前から同車の製品開発が噂されていたエブロとの協力により実現したもの。1/64スケールではトミーテックが、そして1/43スケールではエブロがそれぞれ製品化する予定です。

ちなみに奥に見えるのは、1970年代に製作されたトミカの倍寸木型。試作品まで製作されながら未発売に終わったトミカに代わり、40年以上の歳月を経てトミカリミテッドヴィンテージとして発売されるとは、まさに感無量。個人的には今回最大のトピックでした。



トミーテックでは、初期型スバル360の製品化も大きな注目を集めていました。わずか5センチ弱のミニカーながら、なんとエンジンフードは開閉式。写真後方のスバル360コンバーチブルではエンジンルームが再現されていることがわかります。



Y32の日産 セドリック/グロリアやトヨタ マークIIハードトップなど、かゆい所に手が届く車種選定がお見事。このほかにも1/64のFD3S型RX-7を製品化するなど、盛りだくさんの内容でした。


直球から変化球まで変幻自在のignition model



シャープな造形でミニカーファンを唸らせるメーカーがignition model(イグニッションモデル)。今回は最新スポーツカーから旧車まで幅広い新作ラインアップを発表しました。注目はクルマ関連アイテムへの積極的な提案。写真の星野一義さんや土屋圭市さんのフィギュアをはじめ、GT-Rに搭載されるRB26DETTの1/18エンジン単体モデルなども発表しました。



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情報提供元: CL
記事名:「 今年のトレンドは国産名車?注目の新製品が一気に発表された「静岡ホビーショー 2018」