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日本においてラグジュアリーSUVとして人気の高いメルセデス・ベンツGクラスですが、本国ドイツでの人気もいまだ衰えず、ひとたびアウトバーンを走れば数多くのGクラスを目にすることができます。そのほとんどは追い越し車線を圧倒的なスピードで駆け抜けていくため、後ろ姿を拝むだけになってしまいますが…。
市街地でも、老若男女問わず様々なドライバーが運転するメルセデス・ベンツGクラスを見ることができます。筆者の住むベルリンでの、ロングボディとショートボディの比率は7対3くらい。最も良く見かけるグレードはG500やAMG G63といったV8エンジン搭載モデルで、次点がV6エンジン搭載のG320、といったところでしょうか。大きなボディの割に小回りが利き、スクエアなボディのおかげで意外と見切りもよいGクラスは、オフロードではもちろんのこと、街乗りでもオーナーたちの頼れる相棒となっているのでしょう。
もともと軍用車両として開発されたゲレンデヴァーゲンを、民生用に改良・市販化したGクラスが登場したのは1979年のこと。その後、基本的な構造を変えずにコツコツと改良を積み重ねてきたGクラスでしたが、2018年1月についにフルモデルチェンジを果たしました。全面刷新とはいうものの、一見してメルセデス・ベンツGクラスとわかる「超キープコンセプト」のスタイリングに、ほっと胸をなでおろした方も多いのではないでしょうか。