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グレード | 駆動方式 | カタログ燃費(km/L) | 実燃費(km/L) |
---|---|---|---|
e:HEV ABSOLUTE e:HEV ABSOLUTE・EX e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION | 2WD(FF) | 19.6~19.9 | 18.7 |
オデッセイはホンダの上級ミニバンとしてデビューしたモデルで、現行型は2013年に登場した5代目モデルです。当初はガソリンエンジンのみのラインナップでしたが、2016年にハイブリッドモデルがラインナップに加わりました。
ただし、オデッセイは2021年末で国内生産を終了し、いったん日本市場からは姿を消しました。その後2023年12月に一部改良のうえで再び導入された経緯があり、再導入後にガソリン車は廃止され、「e:HEV」と呼ばれるハイブリッドシステム搭載モデルのみとなっています。
ホンダ独自の2モーター式のハイブリッドシステム「e:HEV」は、モ-ター走行を中心とし走行シーンに合わせてエンジンモード、ハイブリッドモード、EVモードの3種類のモードを使い分けることで、高効率な走りを実現しています。
オデッセイのパワーユニットは、2.0L直列4気筒ガソリンエンジン+2モーターのハイブリッドシステム「e:HEV」1種類で、駆動方式は2WD(FF)のみです。
オデッセイのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費(km/L) |
---|---|---|
e:HEV ABSOLUTE | 2WD(FF) | 19.9 |
e:HEV ABSOLUTE・EX e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION | 2WD(FF) | 19.6 |
オデッセイに乗っているオーナーの実燃費データを収集しているサイト「e燃費」によると、オデッセイの実燃費(2024年2月26日時点)は以下のとおりです。
グレード | 駆動方式 | 実燃費(km/L) |
---|---|---|
e:HEV ABSOLUTE e:HEV ABSOLUTE・EX e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION | 2WD(FF) | 18.7 |
カタログ燃費と比較すると若干の悪化が見られますが、ごくわずかな数値でありカタログ燃費と実燃費の差は小さいといえるでしょう。
燃費性能を調べる際にはライバル車と比較して、どのようなメリットがあるのかも調べてみましょう。オデッセイの直接的なライバル車はここ数年で軒並み販売終了となっており、競合する車種がない状態ではありますが、オデッセイはホンダの最上位ミニバンであることから、ここでは日産「エルグランド」、トヨタ「アルファード」と比較してみます。
日産のフラッグシップミニバンの「エルグランド」。現行の3代目モデルは2010年に登場しているためモデルライフはかなり長くなっていますが、2020年10月に2度目となるマイナーチェンジを行い、よりスタイリッシュなエクステリアにアップデートしました。
エルグランドのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費(km/L) |
---|---|---|
250Highway STAR S/ 250Highway STAR S Urban CHROME/ 250Highway STAR Premium/ 250Highway STAR Premium Urban CHROME | 2WD | 10.0 |
4WD | 9.7 | |
350Highway STAR/ 350Highway STAR Urban CHROME/ 350Highway STAR Premium/ 350Highway STAR Premium Urban CHROME | 2WD | 8.7 |
4WD | 8.4 |
エルグランドとオデッセイの比較では、オデッセイがエルグランドよりも低燃費を実現しています。
トヨタの最上級ミニバンとして君臨する「アルファード」は、押し出しの強いエクステリアと高級感のあるインテリアが人気のモデルです。2023年6月に登場した現行型ではプラットフォームを刷新、「高級サルーン」としての上質な乗り心地を追求しています。
アルファードのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費(km/L) |
---|---|---|
Z(ガソリン車) | 2WD | 10.6 |
4WD | 10.3 | |
Z(ハイブリッド車) | 2WD | 17.7 |
E-Four | 16.7 | |
Executive Lounge(ハイブリッド車) | 2WD | 17.5 |
E-Four | 16.5 |
ボディサイズや排気量が異なるため一概に比較することはできませんが、燃費の数値だけ見ると、オデッセイがより低燃費であることがわかります。
現行型オデッセイでは、超低床プラットフォームを採用し、低重心化することで、全高が高いミニバンであってもセダンのような安定した走りを実現しています。
また、路面の小さい振動は柔軟に吸収し、コーナリング時など大きな動きの際には減衰力を高める振幅感応型ダンパーを採用してロードノイズを低減し、安定感としなやかな走りを両立させているのが特徴といえるでしょう。
モータージャーナリスト・萩原文博さんの試乗記でオデッセイの走行性能をチェック!
オデッセイは、低燃費と走りの良さ、そして上質な乗り心地を兼ね備えたモデルです。ホンダらしい、走りを追求したミニバンが欲しい方に特におすすめの1台といえるでしょう。
A:オデッセイは、2.0Lエンジン+2モーターのハイブリッドシステム「e:HEV」を採用しています。WLTCモードカタログ燃費は19.6~19.9km/Lです。
A:オデッセイの実燃費は、18.7km/Lです。カタログ燃費とは若干の差が生じているもののごくわずかな数値であり、カタログ燃費と実燃費の差は小さいモデルといえるでしょう。
A:直接オデッセイと競合する車はありませんが、上級ミニバンというくくりからミニバンのトヨタ「アルファード」や日産「エルグランド」と比較すると、オデッセイの燃費がアルファード、エルグランド両車種よりも低燃費を実現しています。
※この記事は2024年2月時点の情報で制作しています