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WRX S4のグレードは「GT-H EX」「STI Sport R EX」の2種類のみで、非常にシンプルなグレード構成です。なお、駆動方式は両グレードともにAWD(常時全輪駆動)のみで、トランスミッションには8速マニュアルモードを搭載した「スバルパフォーマンストランスミッション」が組み合わされます。
WRX S4のデビュー時は「GT-H」「STI Sport R」「GT-H EX」「STI Sport R EX」の4種類のグレードがラインナップされていましたが、2023年10月の改良時に「GT-H」「STI Sport R」は廃止されました。グレード名の「EX」は現行型WRX S4の目玉装備のひとつといえる、高度運転支援システム「アイサイトX」の搭載を示すもので、改良のタイミングで「アイサイトX」非搭載グレードはなくなり、「アイサイトX」搭載グレードのみに集約されたことになります。
「アイサイトX」には、渋滞時に一定の条件を満たすとステアリングから手を離せる機能や、高速道路の料金所を安全に通過できる速度まで自動で減速する機能などが含まれます。
なお、WRX S4の安全性能や内装については、別記事で詳しくご紹介しています。
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ここからは、WRX S4のグレードごとの装備内容を比較しながら見ていきましょう。
〈グレード別比較表〉
グレード | GT-H EX | STI Sport R EX |
---|---|---|
エンジン | 2.4L DOHC 直噴ターボ “DIT” | |
駆動方式 | AWD | |
燃費 (km/L、WLTCモード) | 10.8 | 10.7 |
全長(mm) | 4,670 | |
全幅(mm) | 1,825 | |
全高(mm) | 1,465 | |
最小回転半径(m) | 5.6 |
〈グレード「GT-H EX」の車両本体価格〉
グレード | GT-H EX |
---|---|
駆動方式 | AWD |
価格 | 447万7,000円 |
現行型のWRX S4は、スバルのデザイン哲学“DYNAMIC x SOLID”をより進化させた“BOLDER”をWRX S4の個性に合わせて適応させています。コンセプトは「アグレッシブ」。スバル車の象徴ともいえるヘキサゴングリルを中心に掘りが深く立体的な造形や張り出したフェンダー、勢いを感じさせるキャラクターラインやワイド&ローに構えたフロントバンパーなど、スポーティーな走りを予感させる躍動感あふれるスタイルとなっています。
ベースモデルとなる「GT-H EX」は、ダークメタリック塗装のフロントグリルにダークガンメタリック塗装の18インチアルミホイールの組み合わせで、引き締まった装いです。ヘッドランプはステアリング連動タイプのフルLEDハイ&ロービームランプで、ブラックベゼル+光輝加飾付きです。
快適装備は充実しており、左右独立温度調整機能付きのフルオートエアコン、後席ベンチレーション、キーレスアクセス&プッシュスタート、運転席10ウェイ・助手席8ウェイパワーシートや前席と後席左右のシートヒーターもあります。なお、前席は3段階、後席は2段階で温度調整が可能です。
さらに、ドアミラーの角度を自動的に再現するドアミラーメモリー&オート格納機能や運転席シートポジションメモリー機能もあります。オーディオやエアコンなどを声で操作できる「音声認識機能」、乗車時にドアを開けると運転席シートが自動で後退し乗り込みやすいようにサポートする機能もあり、高級モデルとしての快適さも備えています。
11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステムも標準装備であり、スマートフォンのアプリが車で使用できます。大画面で視認性が良いことに加え、操作しやすいのも魅力です。コネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」にも対応しており、トラブルや急病などの緊急時にコールセンターへ通報したり、専用スマートフォンアプリを使用してドアロックやエアコンなどを遠隔操作したりすることが可能です。
また、「GT-H EX」では「SI-DRIVE」を搭載。燃費重視の「インテリジェントモード」、加速重視の「スポーツモード」「スポーツ・シャープモード」の3つから走行モードが選択でき、選択するモードによってシフトフィールが変化します。
〈グレード「STI Sport R EX」の車両本体価格〉
グレード | STI Sport R EX |
---|---|
駆動方式 | AWD |
価格 | 502万7,000円 |
「STI Sport R EX」は、走行環境に合わせてダンパーの動きを個別制御して車両の安定を確保するZF製の電子制御ダンパーが採用されていることに加え、現行型のトピックのひとつである「ドライブモードセレクト」が搭載されているのが大きな特徴です。
「ドライブモードセレクト」はスイッチ操作で走りの質感を切り替える機能で、パワーユニットだけではなくAWDシステムや電子制御ダンパー、パワーステアリングやアイサイトの追従加速度、さらにはエアコンまでさまざまなデバイスを選択したモードに合わせて制御することでスポーツカーのような走りはもちろん、高級セダンのような上質な乗り心地まで幅広く特性を変化させるシステムです。
WRX S4専用にチューニングされており、「Comfort」「Normal」「Sport」「Sport+」の4つのモードから選べます。WRX S4の走りの真髄を味わうことも、同乗者に配慮し快適さを追求することもできるでしょう。WRX S4に乗る楽しみが増えそうです。
また、エクステリアではダークグレーシリカ塗装のフロントグリル、18インチのブラック塗装+切削光輝仕立てのアルミホイールとなり、精悍さを増しています。
快適装備では、「ハーマンカードンサウンドシステム」が標準装備される点に注目です。10個のスピーカーを搭載していることに加え、圧縮音源をオリジナルに近付けて再生する最新機能も採用し、どの席に座っても臨場感あふれるサウンドが楽しめるでしょう。
WRX S4の燃費やカラー、安全装備などについて、わかりやすくご紹介しています。また、買うよりお得な定額制の乗り方で、グレードやカラーを選んで料金シミュレーションもできるので下のバナーからお気軽にどうぞ。
WRX S4はスバルの走りのフラッグシップといえるモデルなので、やはり走行性能に関してはこだわりたいところではないでしょうか。
上級グレードの「STI Sport R EX」に搭載されているZF製の電子制御ダンパーや走りの質感を変えられる「ドライブモードセレクト」はとても魅力的です。WRX S4の走りの真髄を体感できる「STI Sport R EX」がおすすめといえるでしょう。
ただし、STI Sport R EXは車両本体価格が500万円を超えています。ベーシックグレードの「GT-H EX」も440万円を超えており、誰もが気軽に買える価格帯の車ではないので、予算によってはWRX S4に乗ることにためらいを感じることもあるかもしれません。
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WRX S4に乗る際のカーリースとカーローンの支払額比較はこちら
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A:WRX S4のグレードは、「GT-H EX」「STI Sport R EX」の2種類のみです。
A:「GT-H EX」は充実した快適装備を備え、走りと快適性と両立。「STI Sport R EX」ではさらにZF製の電子制御式のダンパーや「ドライブモードセレクト」が搭載され、走りの楽しさを追求しています。
A:ZF製の電子制御ダンパーや、「ドライブモードセレクト」を標準装備することに加え、「ハーマンカードンサウンドシステム」を搭載する「STI Sport R EX」がWRX S4のおすすめグレードといえるでしょう。
※この記事は2024年4月2日時点の情報で制作しています