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ざっくり、こんな内容
東京~京都・大阪間を格安・手軽に移動したい! そんな時に便利なユタカコーポレーションのゴーゴーライナー。なんと正規料金でも3,500円から、直前割引などが適用されれば最安値1,500円からの格安料金で乗車できます。
しかしお安いのはいいけれど、安さのためにめっちゃ乗り心地が悪かったりしたら、やっぱり使い難いもの。その乗り心地はどんな風? 女性でも安心? シート周りは? などなど、実際に乗って確かめてきましたよ。
早速乗り込んでみると、車内はさっぱりとしたシンプル仕様。座席は横4列×縦12列(最後列は横5列)でした。補助席などは特になし。
座席は、前方が男性、後方が女性となるように割り振っているとのこと。なお最前列の左側座席は、乗務員さんの仮眠席になっていましたよ。
車内にトイレとWi-Fiはなし。座席周りもさっぱりとして、座席脇に個別のUSBポートがあり、ブランケットが置いてあるのみ。シンプルならリクライニングもあんまり倒れないのかな? と思いきや、そこは結構倒れてくれました。シートの横幅もゆったりめでくつろげる4列シートです。
アームレストが可動式なのも、小さなことながら使いやすいポイントです。特に隣の席が空いている時に2席使いで身体を伸ばしたいときには、必須条件!
乗り場に着くと、ほんのりピンク色のきれいな車体。格安バスというので勝手にゴツいイメージがあったけど、これはなんだか可愛いぞ?
今回の乗車は大阪梅田・プラザモータープールから。ゴーゴーライナーのバス停はとてもシンプルで、往復共に停車バス停は「バスタ新宿」「京都駅八条口」「大阪梅田」の3カ所だけなのです。
発車時刻は、東京からの場合「23:25発 バスタ新宿→翌日5:30着 京都駅八条口・6:45着 大阪梅田」、大阪・京都からの場合「21:40発 大阪梅田・22:45発 京都駅八条口→翌日6:25着 バスタ新宿」となりますよ。所要時間は最大で約8時間45分!
22:45に京都駅八条口バス停を出発したら、乗務員さんから休憩の場所と時間の予定がアナウンスされました。その後5分ほどしてから車内は消灯。
車内にトイレがない分、トイレ休憩は2時間~2時間半ごとを目安に全部で3回。予定が前後したりSAが混んでいたりした場合は臨機応変に変更しますとのことでしたが、今回は3回とも予定通りのSAに停車しましたよ。
最初の休憩は消灯から1時間とちょっと経った、0:10頃。滋賀県甲賀市の土山SAに立ち寄りました。
2回目の休憩は2:30に静岡県の浜松SA、3回目の休憩は4:40に神奈川県足柄上郡の鮎沢SAでした。休憩は各15~20分ほど。どのSAもコンビニなどが開いており、ちょっとしたお買い物ができるのが嬉しい!
実は今回、バス車内であまり眠らなかった私。何故かと言えば今回のゴーゴーライナーでは、SAに停まる度に外に出てちょっとコンビニなどを覗いていたら、休憩のたびにすっかり目が覚めてしまったのでした。
いったん目がしっかり覚めてしまうと、もう一度寝付くのに時間が要り、うとうとっとしたと思ったら次のSAに到着…。眠っておかなきゃ明日の体力がーなんて思うのに、深夜のSAのお店ってついつい楽しくなってあれこれ覗いてしまうんですよね。私だけ?
そんなこんなでバスタ新宿に到着したのは、最後の鮎川SAを4:40に出発してからほんの2時間弱後となる6:25でした。しかしこんなにしっかりSA休憩を満喫しても、最後になって降りるバス停をうっかり寝過ごしたら…なんて心配が無用なのがゴーゴーライナーの良いところ。
なぜかと言えば、ゴーゴーライナーでは関西→東京便の場合、降車バス停はバスタ新宿の1カ所だけ。なので乗客は全員ここで降車、うっかり寝過ごす心配がないのです!
格安で東京~京都・大阪を結ぶ夜行バス・ゴーゴーライナー。乗る前は、4列スタンダードシートの夜行バスで大阪→東京なんてリラックスできるかなあ…なんて思っていたのですが、あんまり問題ないな、というのが私の結論でした。
なぜかというと、到着するのが東京到着便なら6:25、関西到着便なら京都駅に5:30、大阪梅田に6:45だから。大概の場合はその後の用事の前に充分、仮眠なり休憩なりが取れる時間なのです。それに東京到着便なら降車バス停で寝過ごす心配もなし。
もちろん車内で眠ろうと思ったらそれも問題なし。リクライニングは眠るには充分倒れますし、シートの横幅もゆったりめ。私もSAを覗きたくて一々起きていなければ、しっかり眠り通していただろうなと思えるシートでした。
ゴーゴーライナーは毎日運行、休前日にもあまりお高くならないのも嬉しい特徴です。ゴーゴーライナーを便利に使って、東京~関西旅を楽しんでくださいね。
(陽月よつか)