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最高の旅体験を実現させるために誕生したクリスタルクルーザー「菫(すみれ)」。新しい元号に変わる春のタイミングで始動します。
名前の由来について、阪急交通社の代表取締役社長、松田氏は「ネーミングの菫は、宝塚の華やかさとゴージャスさをイメージしました。菫は紫の花を咲かせるのですが、平安時代から詩でも詠われ、日本人の日常に彩りを添えてきました。このように私たちも、彩りを添えるという意味合いでこの名前をつけました」とコメント。
また、デザインを担当した奥山氏は「主役はバスそのものではなく、旅そのものです。バスの旅は、日本に非常に適しており、お客様のそれぞれのご希望に合わせることができる道具ではないかと思います。お客様にとって、旅の経験を語っていただけるようなストーリーを明確にする、ということを肝に銘じてお仕事をさせていただきました」と明かし、移動手段としてだけではなく旅として楽しめるバスが実現に至ったようです。
阪急電車や宝塚歌劇団などの「阪急らしさ」を取り入れた菫。ほかにも「SMILE(笑顔)」という意味も含まれており、乗客のみなさんを笑顔にしてくれる豪華なバスです。
一般的なバスといえば、車内の座席数は45席ほど。しかし菫は1名掛けと2名掛けシートを6列に配置した18席に仕上がっています。
18席に絞ったことで、ゆとりがある空間を実現。その空間だからこそユニークな旅を提供できるとのこと。今後、日本一周の旅が予定されている「菫」。車内設備をチェックしていきましょう。
まずは、椅子をご紹介。こだわりがたくさんつまった快適なシート。まるで、ソファに座っている感覚を実現しています。
ゆったりとした肘掛けやのびのびとしたフットレスト。シート横のボタンを押すことでレッグレストが上がり、足を持ち上げたリラックスした姿勢になります。また座席前にあるフットレストを手前に倒すことで、小柄な人でも快適に過ごすことができます。
肘掛けのところにコンセントとUSBポートがあります(もちろんWi-Fiも完備)。
背もたれは、何度も実験を重ね、通常時でもリラックスできる角度を実現。リクライニング時は最大129度まで傾けることができます。
シートの背もたれと座面は冷たく硬い印象の本革ではなく、乗り心地を優先し、上質なモケット生地が使われています。ヘッドレストは本革使用。
座席前にはハンドバッグなど大事な手荷物を収納できる「菫」オリジナルシェルが。化粧品や貴重品など、常に手の届くところに置いておきたい荷物が収納できるとっても嬉しい設備です。
座席の左右には、ドリンクホルダーとテーブルが収納されています。読書などの際に活用できますね。
ここからは菫の充実のサービスをご紹介。まず最初にチェックしておきたいポイントは、バス旅のプロフェッショナルが一緒に乗車する点。おもてなしのエキスパートである乗務員が、旅に快適さをプラスしてくれます。
旅の始まりには、シャンパンを配り旅の門出を祝います。(旅行プランによる)
車内サービスはほかにもたくさん。消臭効果に優れた空気清浄機がついているため、食事後の匂いなども気にならず乗り物酔いの心配もありません。
また移動時間には優雅な音楽が流れています。イヤホンを使用して音楽を聴くことも可能なので、リラックスするには最適な環境。
そして車内には温かい飲み物やソフトドリンク、アルコール各種が用意されています。おやつの時間に茶菓子と菫オリジナルブレンドコーヒーが提供される旅行プランもあり、まるで高級なカフェでくつろいでいるかのような空間です。
ここからは気になる独立型化粧室をチェック。化粧室は車内後方に設置されています。
バスのトイレとは思えないほど、設備もアメニティも充実! これなら長旅でも安心ですね。照明の度合いなど細かいところまでこだわり抜かれていることがわかります。
地元のみなさんに馴染みのある、シックでエレガントな阪急電車と同じ、高級感のあるカラーリングが施されているクリスタルクルーザー「菫(すみれ)」。見た目だけでなく中身もエレガント! これからの運行が待ち遠しいですね!
さっそく日本一周の旅を予約された方もいらっしゃるようです。特別なデートや上質な一人旅、そして家族の記念日にぜひ利用してみてくださいね。
(トキエス)