大阪から徳島への高速バスが最速!? 西日本JRバス「阿波エクスプレス大阪号」乗車レポ、徳島駅周辺のさんぽ情報
四国に行くぞ~!
1泊2日で休みが取れたのでどこかに旅に行きたいなと考えていました。そんなときふと「最近行ってないな」と四国のことが頭をよぎりました。
ありがたいことにわたしはバスとりっぷのライター。大阪発の高速バスをうまく使えば、乗車記を書きながらほどよく四国観光もできるのでは? と考え、今回の四国旅行を決めました。
「阿波エクスプレス大阪号」とは?
改めて、「阿波エクスプレス大阪号」のご紹介を。
阿波・大阪というバス名の通り、大阪と徳島を結ぶ高速バス。西日本JRバス・JR四国バス・本四海峡バスが運行しています。
電車や新幹線で移動すると岡山までぐるっと回らないといけない大阪~徳島間を、淡路島を通ることでなんと2時間半程度で移動できます。大阪号のほかに京都号・神戸号があり、関西各地を発着する便が設定されています。
今回の四国旅行では、帰りに「阿波エクスプレス神戸号」に乗車しましたので、神戸方面のほうが近いという方はそちらの乗車記もチェックしてみてくださいませ。記事を公開したら、このページでお知らせします!
「阿波エクスプレス大阪号」のバス便
西日本JRバスの車両設備を紹介
今回乗車した西日本JRバスの4列シート車両の設備を紹介します。
シンプルな白ベースのボディ
車両は白を基調としたデザイン。ピンクと青のラインが入っていて爽やかな印象です。側面には「JRハイウェイバス」という文字も。
フロントガラスの下に行き先の表示があるほか、乗車口の横にも表示があります。
座席は4列シート
車内は標準的な4列シート。シートピッチは広めで、身長がある自分が座っても前のシートに膝が当たることはありませんでした。フットレストやレッグレストはありませんが、足の組み換えやストレッチなんかも余裕でできる広さなので、十分に快適に過ごせますよ。
各席コンセント設置あり
全座席の横にコンセントが設置されています。今回乗った車両は通常のコンセントでした。車両によってはUSBポートのこともあるようです。
ドリンクホルダーなどほかの設備も十分!
前のシート背面にドリンクホルダーと荷物掛けがあります。大きさの参考までに、ドリンクホルダーに入れてるのはマクドナルドのMサイズドリンクです。
エアコンの調節と読書灯のON/OFFは頭上で。降車ボタンも頭上にあります。
バス前方のモニターには、次のバス停やバスに関する案内が表示されています。
Wi-Fi完備なのも嬉しいポイント
車内ではフリーWi-Fiも利用できます。登録して使うタイプのものですが、通信量を節約したいときには本当に助かりますよね。
トイレは車両後方に
トイレは車両最後尾に。決して広いトイレではありませんが十分な広さです。
阿波エクスプレス大阪号にいざ乗車!
というわけで、さっそく「阿波エクスプレス大阪号」に乗っていきましょう。
なんばOCATから乗車
阿波エクスプレス大阪号の始発は大阪駅ですが、自分は近鉄沿線民(というか三重県民)なので、いつも難波から乗車します。大阪駅まで行かなくても、結構な本数の高速バスが出ているので重宝しています。
なんばOCATへの行き方はこちらからチェック
バスの発車時間まで少し時間があるので、OCATの下にあるマクドナルドで朝ご飯を。夜行バス・高速バスの取材をしてると、本当にマクドナルドとかの早朝・深夜営業してるチェーン店に助けられます。いつもありがとうございます。
腹ごしらえも済ませて、OCATのバスのりばへ。発車時刻表とのりば案内があって安心。徳島行き・阿波エクスプレス大阪号は5番のりばからの発車です。
5番のりばからは高松行きのバスなども発車しています。
バスが到着
出発5分ほど前にバスが入ってきました! 乗車券の確認をしてもらって、さっそくバスに乗り込みます。
なんばOCAT出発時点で混雑率は40%程度。1人乗車の人は隣が空いているような状態です。この先、乗車バス停は無いのでこのまま徳島へ向かいます。
大阪市内から工業地帯を抜けて淡路島へ
OCATを出ると、大阪市内を抜けて工業地帯へ入ります。個人的に都市部~港湾部を抜けるあたりの景色が大好きです。高速道路から工場の資材置き場やデカイ重機・倉庫群を見られてテンションが上がります。
その後は明石海峡大橋を渡って淡路島へ。
いよいよ四国、鳴門海峡を通過!
淡路島を抜けると下車バス停、鳴門公園口に停車します。うずしおが見られる鳴門公園や、レプリカ展示で有名な大塚国際美術館の最寄りバス停です。
鳴門も一回行ってみたいですね。鉄道が先端まで通っていないのもあって、徳島市街地と比べてより高速バスを使うメリットが大きそうです。
いくつかのバス停を通り、終点の徳島駅到着
鳴門を出ると、いくつかのバス停を経由し徳島駅へ向かいます。
徳島駅の降車場は駅のすぐ前! JRの改札へも徒歩3分程度です。
お昼はさらっとうどんに
さて、一旦お昼にしましょう。香川で食べるチャンスもあるんですが、ここはあえて、徳島でもうどんを食べます。うどん大好き人間なので。
ってことでやってきたのは徳島駅徒歩約3分のうどん屋さん「セルフうどん やま」。やまの店舗は徳島と大阪とハワイにしかありません。ハワイ…??
わかめうどんとか、わかめかき揚げ天といった徳島らしいメニューもありますが、ここは王道のかけうどんを注文。これで500円ほどです、お安い。そしてうまい!
ちなみに、四国ではうどんの量に注意してください。基本的に小が1玉で丸亀製麺の並と同じ量です。普通の感覚で「とりあえず並」ってやって、お腹パンパンになってる知り合いを何人も見てきました。ご注意を。
駅周辺をぶらぶら
次は香川へ移動しますが、乗車するバスまで時間があったので、駅周辺をぶらぶら。
観光案内所や徳島市立図書館、アーケードの「ポッポ街」を散策。次も徳島駅前から乗車するので、あまり遠くまでは行かずに駅チカで時間を潰します。
そうこうしているうちに、次のバスの発車時間が近くなってきました。徳島駅前に戻って、バスのりばへ向かいます。
ほかの交通手段と比較してどう?
大阪から徳島へのアクセス方法は大きく分けて3つ。新幹線+特急・高速バス・電車+フェリーです。
新大阪~(山陽新幹線)~岡山~(特急うずしお)~徳島
<高速バス>
大阪駅JR高速BT・なんばOCAT~(阿波エクスプレス大阪号)~徳島駅前
<電車+フェリー>
南海なんば~(南海本線)~和歌山市~(南海和歌山港)~和歌山港~(フェリー)~徳島港~(連絡バス)~徳島
所要時間 | 料金 | 乗り換え | |
---|---|---|---|
新幹線+特急 | 約3時間40分 | 11,930円 | 1回 |
高速バス | 約2時間40分 | 4,000円前後 | なし |
電車+フェリー | 約4時間20分 | 3,680円 | 3回 |
※2024年6月調べ
※新幹線・特急は通常期・指定席料金
なんと、一番早いのは高速バス!
3つの交通手段の中で一番早いのは高速バスという以外な結果に! ルート比較を見ると分かりやすいと思いますが、高速バスはとにかく最短ルートを通ってるんですよね。
フェリーも捨てがたいですが、新幹線やバスと比べて本数が少ないのがネックです(1日8往復 ※2024年6月調べ)。
まとめ
最速の交通手段が高速バスとなった大阪~徳島間。走っている高速バスの本数もかなり多く、日常的にバスが使われているのが伝わってきました。
関西から鳴門や徳島方面へ、旅行・出張に行く方はぜひ「阿波エクスプレス大阪号」で快適な移動をお楽しみくださいね。
徳島から香川への乗車記はこちらをチェック!
「阿波エクスプレス大阪号」のバス便
※取材協力:西日本JRバス
(Goomba)