アルピコ交通「さわやか信州号」はバスタ新宿→上高地へ直行! グリーンカー3列シートの乗り心地をレポート
ざっくり、こんな乗車記
- バスタ新宿から上高地に直行してくれる「さわやか信州号」
- 3列のプレミアムシート「グリーンカー」に乗車
- 早朝、まだ寒い上高地に到着。夏でも上着が必要…!
東京→上高地「さわやか信州号」はゆったり「グリ―ンカー」がオススメ!
バスタ新宿から上高地へ直行する「さわやか信州号」の「グリーンカー」に乗車してきました!
4列のスタンダードシート運賃(通常期6,200円/繁忙期7,400円)に、奮発して1,800円を加算して払うと、3列のプレミアムシート「グリーンカー」に乗ることができます。
実は、上高地へは通年「マイカー規制」されているため、中の湯~上高地の間はシャトルバスかタクシーで行くしかありません。
ということは、乗用車で向かっても、電車で向かっても、最後はバスに乗り継ぐことになるわけで・・・。
バスタ新宿(ほかに東京、渋谷からも出ています! )から直通で行けちゃう「さわやか信州号」は、かなりありがたい存在なのです。
そして「グリーンカー」であります。
上高地へ向かう人は、登山者もトレッキングや避暑に来る人も、早朝から行動する場合が多いので、ゆったりした座席でしっかり眠ってゆけるのは、とってもありがたい。
夜行の場合、スタンダードよりグリーンカーのほうが人気で、先に満席になることもあるそうです。
3列シート「さわやか信州号」の乗り心地は?
高速バスは22時25分発。
バスタ新宿はいつも混雑しており「高速バスターミナルのメッカに来たぞ~」という気持ちに・・・。
人ごみの中、まずは電光表示板で乗り場を確認しました。
バスタ新宿内のファミリーマートでお茶やお菓子の買い出しをしようと思ったら、店外から長蛇の列。
行列に並んだまま店内を一周してレジまで進むという混雑っぷりで、早めに来たつもりが、あっという間に出発10分前になってしまいました。
慌てて乗り場に行くと、先に来たのがスタンダードのバス。
不安になって、運転手さんにグリーンカーにトイレがあるか聞いてみると、この日は、「スタンダードにはあるけど、グリーンカーにはない」という衝撃の事実が!
慌ててスタンダードの車中にお邪魔、トイレを貸していただきました。ううう、ありがとうございます・・・。
そして、トイレを済ませてバスを降りると、グリーンカーが到着していました。
穂高連峰に登るのでしょうか、大きなザックを背負っている人もいました。
まだ梅雨のあけない平日だったのもあり、乗客は少なめ。そんな時は、各々好きな席に座ってよいそうです。
1席ずつの独立ではなく、2席(A、B)と1席(C)に別れた3列シートだったので、一人で贅沢に、2席のほうを陣取りました。
写真を撮り忘れたけど、座席にはコンセントもあって安心です。
そして、トイレはなくとも(←こだわる…)、1時間ほど走って「談合坂SA」で1度目の休憩をするので、膀胱も安心です。
「談合坂SA」の次には、午前3時頃に「諏訪湖SA」で2度目の休憩がありました。
途中下車地「新島々バスターミナル」「安曇支所前」「さわんど車庫前」「中の湯」を通って、ついにマイカー規制区間に突入。
ここで珍しいのが、「平成17年に新釜トンネルが開通、上高地までの所要時間が大幅に短縮された」という豆知識を教えてくれる、テープのアナウンスが流れたこと。
そんなありがたい新釜トンネルを抜けたのち、高度をさらに上げるべく、バスはくねくねと山道を登ってゆきます。
「大正池」「帝国ホテル前」を通過。
そして、ほとんどの人が、終点「上高地バスターミナル」で下車しました。
バスを降りると、風が強く、雨も降っている…。さ、寒い…。快適空間から自然の中に放り出されて、「もうちょっとあの中で寝させてほしい・・・」。
グリーンカーのすばらしさが身に染みる、早朝5時20分でありました。
次回、「上高地のさわやかスポット巡り」へ続きます!
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※取材協力/アルピコ交通
(かとうちあき)