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「ほったらかし温泉」は山梨県山梨市矢坪にある日帰り温泉施設です。自然の立地のままに、富士を望み甲府盆地を見下ろす眺望が人気の天然温泉で、露天風呂から早朝には日の出を、夜は"星空が天井"と謳われる夜景を楽しめます。
ほったらかし温泉には「こっちの湯」と「あっちの湯」という2つの浴場があって、それぞれ男湯、女湯に分かれています。共に強アルカリ性単純温泉で、刺激が少なくなめらかな湯ざわりです。
入ってゆくと手前にあるのが「こっちの湯」。最初に作られた元湯で、天気がよければ富士山を正面に見られる立地にあります。常連の方が好んで入るような、のどかな雰囲気が魅力です。
奥の方にあるのが「あっちの湯」。浴槽が「こっちの湯」の2倍の広さで、甲府盆地を見下ろす壮大な展望が人気。富士山は向かって斜め右に大きく見えます。日の出前から開いていて、人気の朝風呂をやっているのはこちらです(人がさらに多い日はあっちもこっちも開く場合も)。
「こっち」「あっち」ともに館内にはリンスインシャンプー、ボディーソープ、ドライヤーあり。貴重品などを入れるロッカー(有料100円)もあって安心です。
レンタルタオルはありませんが、オリジナルタオルを200円で購入できます。
なんで身体は1つなの。どっちに入るか決められない。
そんな時は「こっちの湯」の前にあるサイコロを振って決めるもよし!
朝風呂に訪れる方たちの間で、山梨県生まれの「ワインたまご」を使用した卵かけご飯を楽しめる「朝ごはん」(600円)が人気のお店です。
4年ほど前より、昼からは「伝説のカレー(仮)」がお目見え。鶏(1,100円)・豚(1,100円)・合盛(1,600円)があります。
合盛は、ほろほろに煮込まれた骨付きチキンやしっとりとしたロースト豚をトッピングした本格スパイスカレーで人気上昇中です。
お風呂上りに景色と空気のいい空間で食べるカレーは格別であります!
茶屋とカフェの両メニューをそろえているお店です。人気なのは温泉名物「温玉あげ」(180円)。お腹が空いている方には、鹿肉をトッピングした「冷やし桜肉うどん」(980円)もおすすめとのことです!
外はサクサク、中はトロ~リ! 小腹が空いたときにぴったりです
品ぞろえが豊富で、お土産を買いたい方に嬉しいのがこちらのお店。
おすすめは、珍しい生信玄餅、山梨で一番古いワイナリー・マルキのワインなど。ワインは土産物屋価格ではなくワイナリーと同じ値段で売っており良心的ですし、試飲のサービスもあって好きなワインをじっくり選べます。また、季節によっては近所の農家さんから届いた桃なども販売される「直売所」的なお店でもあるようです。
お風呂上がりに呑みたい~、なんてときにも嬉しい品ぞろえ。また紙コップも30円で販売されているので、ワインを購入して湯上りに飲めちゃいます。
アニメ「ゆるキャン△」の中で「ほっとけや温泉」として登場した「ほったらかし温泉」。「ゆるキャン△」グッズも揃っていました!
温泉愛溢れたゆるいTシャツもステキです……
ほか、いろいろ!
路線バスが近くを通っていないため、おおむねの方がドライブ・マイ・カーで訪れるほったらかし温泉。東京方面より自家用車以外で目指す場合は、中央線でJR山梨市駅へ向かい、タクシーに乗車するのが一般的です(タクシーは10分ほど、片道約2,300円)。
歩いてもよい、なるべく安く行きたい、という方は、JR山梨市駅から果敢に歩くか(5キロ弱、1時間半ほど)、1日3便(10:30/13:40/16:45)と少ないのですが、JR山梨市駅から山梨市コミュニティバス「山梨循環線(フルーツ公園方面)」に乗って「フルーツセンター」バス停下車(200円)、坂道をぐねぐねと25分ほど歩いても向かえます。
山梨市駅へ電車で行く場合はJR中央線。高速バスは「新宿~甲府線」で「石和」バス停(石和温泉駅まで徒歩13分ほど)もしくは「甲府駅前」バス停まで行き、あとは電車に乗って山梨市駅へ向かいます。
※2022年7月調べ
帰りは電話をしてタクシーを呼ぶことに。
迎車料金は山梨市駅まで乗る場合はかからないことが多い模様。夜間などは台数が少ないそうなので早めに予約しておくのがよいかもしれません。
往復タクシーではお財布が……でも歩くのもしんどいし……なんて方には、日帰りバスツアーがおすすめです!
マスクメロンや桃、シャインマスカットの食べ放題、ワイナリー見学や試飲、日本遺産認定の昇仙峡散策などがいくつか組み合わさったツアーなので、かなりお得に、そして気軽に、山梨を満喫できそうですよ~。
甲府盆地の絶景を眺めながら、ほったらかし温泉に浸かって癒されてくださいね。
(かとうちあき)