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どのくらい暑くなっているのか、気象庁のデータを用いて調べました。今回は「8月の平均気温」と「猛暑日と真夏日の日数」に注目します。
こちらは札幌、東京、新潟、大阪の8月の平均気温の推移を示したものです。線がギザギザしていることから、年によって8月の暑さが異なることが分かります。
2023年の札幌や新潟の8月の平均気温は統計史上最高でした。
点線は長期変化傾向(トレンド)を表した回帰直線です。100年間で平均的にどのくらい変化したのかを直線で表しています。この直線の傾きを見ると、100年で札幌は1.5℃、東京は1.8℃、新潟は1.2℃、大阪は1.9℃上がるということになっています。20年に直すと札幌は0.30℃、東京は0.36℃、新潟は0.24℃、大阪は0.39℃上がるということになっています。感じている暑さの割には、平均気温は上がっていないと感じた方が多いのではないでしょうか。
猛暑日の日数に注目します。こちらは1年間の猛暑日の日数を示したものです。
信じられないかもしれませんが、20年前までは猛暑日が1年間を通して0日の年も珍しくはなかったのです。2024年は既に7月末の時点で、東京は12日、大阪は13日も猛暑日になっているようです。夏本番はまだこれからなのに、心配です。
真夏日の日数も見てみましょう。
札幌にいたっては20年前まで、30℃を超えた日が1年で0~1日という年も多く存在していました。他の都市でも、今より真夏日の日数はずっと少なかったと読み取ることができます。
最高気温は着実に上がっていると言って良さそうです。これだけ猛暑日や真夏日の日数が増えていたら「子供の頃はもっと涼しかった」と思うのが当然ですね。今までより一層、暑さ対策が求められてきます。
気象庁の3か月予報によると、2024年も、8~10月は平年より暑いそうです。皆様熱中症には本当気をつけてください。
クーラー1台を1か月つけっぱなしでも、一般的には1万円もかかりません。しかし重度の熱中症で倒れた場合の入院費は軽く数万円を超えます。節約方法を間違えず、上手く夏を乗り越えてください。