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簡単に説明すると、炊飯器の保温機能を利用して、シロップ作りをして、お好みの炭酸や水、お湯などと割ってジュースにするというものです。炊飯器の保温設定の継続した温度を利用してシロップ作りを行います。内釜に材料を入れて保温設定するだけなので、とても手軽ですよね。出来上がったシロップは、材料がゴロゴロとした状態なので、細かく刻んだり、ヨーグルトの具としてもOK。そのまま食べても美味しくいただくことができます。ただし、炊飯器でのジュース作りに向かない材料もあります。苦味やえぐみが強くなってしまう野菜の皮や柑橘類です。そこに注意をして材料選びから楽しんでくださいね。
今回は、そのまま飲んでも、お茶や料理に入れても味のアクセントとなる「しょうが」を例にとって説明します。
しょうがはその辛味成分に体を温める効果があり、寒さによる冷えや痛み、解熱に向いているとされています。冬の時期には、様々な場面で出会うことの多い食材ではないでしょうか。しょうがの辛みが苦手という方は、少し手間と時間はかかりますが、薄切りにしたものを乾燥させてから使用すると、穏やかな味になります。
<作り方>
しょうが 500g
氷砂糖 200g
※氷砂糖の代わりに砂糖でも可
しょうがをよく洗って、皮をむき、適当な大きさに切ります。この時、細かく切ると味がしっかり出ますし、具材として使いやすくありますが、濃く感じる方も多いので、ご自身の加減を見つけてください。初めて作る際は2、3mmのスライスがおすすめです。
炊飯器の内釜にしょうがと氷砂糖を入れて、炊飯器にセットし、保温します。およそ8〜10時間で、出来上がります。
☆りんご
秋から最盛期を迎えて、長く楽しめる旬のりんご。水溶性の食物繊維が多いため、胃腸の働きを助けてくれます。この水溶性食物繊維であるペクチンは皮にも多く含まれているので、皮ごと調理するのがおすすめです。
りんご半分が150g程度なので、氷砂糖375g程度が必要な目安です。
☆いちご
12月以降に多く出回り、晩春まで楽しめるいちご。カリウムが豊富で、カルシウムやマグネシウムも含みます。ビタミンCも豊富で、元気に過ごしたい人にもおすすめの食材です。
いちご一粒が15g程度ですので、10粒で氷砂糖375g程度が必要な目安です。
☆キウイフルーツ
11~4月頃が旬となっているキウイフルーツですが、木になっているところを見たことがある人は少ないかもしれませんね。利尿効果があるカリウムを多く含んでいるので、解熱作用も期待ができます。タンパク質を分解する酵素も豊富なので、胃腸の働きを助けてくれます。ビタミンCも豊富です。
キウイフルーツ1個が100g程度ですので、キウイフルーツ2個で氷砂糖500g程度が必要な目安です。
色々なバリエーションで様々に楽しむことができますよね。みなさんはどんな材料を使ってみたいですか?これからの時期、炊飯器で楽しく、手軽に作れるジュースをぜひ、試してみてくださいね。
参考
現代農業/農山漁村文化協会
薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖/株式会社西東社