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季節が夏へ向かう時、性質の違う空気と空気が日本付近でぶつかり合うことで、「梅雨前線」が発生し、湿った空気が上空に持ち上げられることで、これまでよりも雨や曇りの天気が多くなってきます。
気象庁から「梅雨入り」の発表があるのは、大雨シーズンに入ったことを周知し、一層雨に気を付けてもらう防災の一環となりますので、これまで以上に雨の情報に気を付ける必要が出てきます。
一概に雨と言っても、しとしと降る雨、ザーザー降り、どしゃ降り、バケツをひっくり返したような雨、滝のような雨など、降り方は様々です。
雨が予想される場合は、いつまで降るのかやどんな降り方をするのか把握して、雨脚が強まる時間がある際には、安全な行動をとるようにしてください。
走ることが習慣化されているランナーにとっては、梅雨時もパフォーマンスの低下に陥らないように、無理なく周期的にランニングを続けたいと思う方は多いと思います。
ただ、やはり雨の日のランニングは「足元が滑りやすい」「視界が悪い」「体を冷やしやすい」などの危険を伴います。
チャンスのタイミングは、「雨のやみ間」か「しとしと系」の弱い雨の時のみと抑えて、安全面を確認しながら、責任を持って行うようにしましょう。
梅雨前線が停滞しやすい季節は、予想よりも雨が長引いたり、予想より雨雲が発達して大雨になるということも少なくはありません。
ランニングの前には、必ず「雨雲レーダー」で、自分がいる近くの最新の雨雲の様子を確認しておきましょう。
ぜひ、とても便利なスマホの天気アプリを活用してみてください。
天気予報のアプリは情報量が多すぎて、欲しい情報を取得するのが難しいと思う方もいらっしゃるかもしれません。そんな方にぜひ、知ってもらいたい機能が「ウィジェット機能」です。
スマホのTOP画面上に、アプリを起動せずとも天気がひと目でわかる機能となっていて、多くのスマホの機種で設定することができます。
tenki.jpのアプリでもウィジェット機能を使用することができますので、ぜひ活用してみてください。
スマホを開くだけで情報が取得できるので、忙しい朝ラン前でも一目で、自分の近くに雨雲があるかどうかや、今後の天気予報がチェックでき、時短でランニング前の安全確認ができてとても便利です。
小雨の日に走ってみると、涼しかったり呼吸がしやすかったり、意外と快適さを感じることもあり、最近では雨の日のランニングを「シャワーラン」と呼ぶことも。
ただ、やはり気を付けたいのが、少しでも雨が降って路面が濡れると、急に滑りやすく転倒のリスクが高まることです。
特に、履きなれたランニングシューズで走る前には、必ずシューズの底をチェックして、底がすり減っていないかを確認するようにしてください。
また、マンホールや落ち葉などはかなり滑りますので、できるだけ着地しないように心がけて、雨の日はいつもよりペースを落とした方が良いでしょう。
雨で視界が悪くなることから、ランニングウェアは車を運転中の方からでも見えやすいように、明るめのカラーのものを選ぶと良いでしょう。ウィンドブレーカーや帽子なども撥水加工されたものを選ぶと、より快適なシャワーランを楽しめそうです。
雨の日のランニングは、安全第一を念頭に行ってください。
注意のポイントを抑えれば、梅雨時でも運動不足を解消でき、パフォーマンスを維持できそうです。