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オンライン会議は自宅から参加する場合がほとんどなので、対面の会議よりもラフな格好でよいのでは?と思う方も多いでしょう。
しかし、オンライン上であっても、やっていることは対面の会議と同じです。たとえ自宅であっても、大事なビジネスの場であることに変わりありませんので、対面の会議と同じ服装を意識するのが基本です。
たとえば、普段スーツで対面会議をしているのなら、オンライン会議もスーツで参加することになります。ただ、会社によって服装の規定は異なり、中には「自宅からのオンライン会議ならスーツを着用しなくてもOK」というルールを設けているところもあります。
どんな格好をしてよいか悩んだ場合は、初回は対面会議と同じ格好をしたうえで、ほかの参加者の服装をチェックしてみましょう。
オンライン会議に参加する服装を選ぶ際に押さえておきたいポイントを3つ紹介します。
■1. 社内会議ならオフィスカジュアルでもOK
同じ部署や部門内の人間だけが参加する社内会議であれば、一般的なスーツよりもやや砕けたオフィスカジュアルで参加してもマナー違反とはみなされないでしょう。
男性ならノータイのジャケパンスタイル、女性ならきれいめのブラウスやシャツなどが定番です。
■2. 商談のときはスーツまたはジャケットで
顧客や取引先と商談する場合は、社内会議よりもきちんとした格好で対応する必要があります。相手に失礼のないよう、自宅でもビジネススーツを着用するか、ジャケットを羽織るのがマナーです。
社風や、相手との関係性によってはオフィスカジュアルでOKの場合もありますが、基本はかっちりしたスタイルを意識しましょう。
■3. 気心の知れた相手とのミーティングなら普段着でも可
チームメンバー同士の打ち合わせなど、小規模な会議のときは、シャツやニットなど比較的ラフな格好で参加しても問題ないでしょう。ただ、気心の知れた相手でも業務に関するミーティングを行うので、ラフすぎるものはNGです。
ジャージやスウェットなど部屋着に近いものは避けて、次で紹介する服装に関する注意点を押さえた服装にしましょう。
オンライン会議の服装で注意したいポイントを3つ紹介します。
■1. 明るい色は悪目立ちするので注意
オンライン会議では、参加者の画像が縦または横に並んで表示されるケースがほとんどです。原色に近い色や、派手な柄の入った服を着用していると、画面上で浮いたり、悪目立ちしてしまったりするおそれがあります。
会議では画面を共有して資料を閲覧することもありますので、ほかの参加者の集中を削ぐような派手な色柄ものの服は避けましょう。
■2. 白や淡い色の服はカメラの影響を受けやすい
派手な色柄ものは避けたほうがよいと説明しましたが、その対極にある白や淡い色の服装にも注意が必要です。とくに白やベージュの壁を背景にしている場合、服の色と同化したり、本来よりも画像が白くなりすぎる「白飛び」という現象が起こったりする原因となります。
対面会議では、白や淡い色の服装は清潔そうなイメージで好印象ですが、オンライン会議ではやや濃いめの色味の服を選んだほうがよいでしょう。
■3. 上半身だけ整えるのはNG
オンライン会議で画面上に表示されるのは、基本的に胸から上の上半身だけです。そのため、上半身だけきれいめの格好にまとめて、下半身はスウェットなどの部屋着という方も少なくないようです。
しかし、会議の途中で資料を探しに行ったり、お手洗いに行ったりすると、どうしても席を立たなければならず、下半身がカメラに映ってしまう可能性があります。
オンライン会議中にどんなアクシデントが起こるかは予測できませんので、上半身だけでなく下半身もきちんとした格好に整えましょう。
オンライン会議は自宅から参加するケースがほとんどですが、ビジネスシーンであることに変わりありませんので、基本は対面会議と同じ服装をするのがマナーです。
社内会議やチーム内でのミーティングなどは多少砕けた格好をしてもよいですが、顧客や取引先との商談ではスーツまたはジャケットできちんと感を出すことが大切です。
また、オンライン会議では悪目立ちや背景との同化を避けるために、派手な色使いの服や、淡い色のコーディネートは避けるようにしましょう。