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北海道のオホーツク海側に位置する滝上(たきのうえ)町には、甲子園球場の約7倍の広さを誇る「芝ざくら滝上公園」があります。春になると公園の斜面一帯にピンクの芝ざくらが咲き誇り、街中が甘い香りに包まれます。1957(昭和32)年、公園の入口にミカン箱一つの「芝ざくら」を植えたことがきっかけとなり、以降60年以上もの間、毎年増殖、今では10万平方メートルにもおよぶ芝ざくらの大群落になりました。公園では、この芝ざくらとともにエゾヤマザクラが咲きます。濃いピンクの芝ざくらと、淡いピンクの桜の共演は、この公園ならでは。日本で最も遅い桜の開花を、芝ざくらの香りとともに楽しんでみませんか。
芝ざくら滝上公園
■所在地:紋別郡滝上町元町
※アクセスはこちら
■問い合わせ:0158-29-2730(滝上町観光協会)
※詳細は公式サイトをご参照ください
※芝ざくらまつり期間中のみ入園料がかかります
札幌にあるモエレ沼公園は、世界的な彫刻家イサム・ノグチの設計による公園で、「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもとにつくられました。モエレはアイヌ語の「モイレペツ」(静かな水面を表す「モイレ」と、川を表す「ペツ」からなる)が語源といわれています。広さは全体で約188.8ha。この広大な敷地に、幾何学的な形を多用した山や噴水、遊具などが整然と配置されていて、自然とアートが融合した美しい景観を楽しむことができます。
この芸術的な公園の北東側にある「サクラの森」では、春になるとエゾヤマザクラを中心に、カスミザクラ、チシマザクラなど約1600本の桜が咲き誇ります。このエリアにはカラフルな遊具が126基あり、身長90cmの子どもたちが走り回る世界をイメージしてつくられています。アートな遊具と桜のコラボがユニークなモエレ沼公園。ファミリーで訪れてみてはいかが。
モエレ沼公園
■所在地:札幌市東区モエレ沼公園1-1
※アクセスはこちら
■問い合わせ:011-790-1231
※詳細は公式サイトをご参照ください
旭山公園は1912(明治45)年、眺望がすばらしいことから、もともと国有林だった山一帯を買収して公園とされました。大正時代には1000本以上の桜が植えられ、今では見ごろの時期になると約2000本の桜が一斉に咲き誇り、市民など訪れる人の目を楽しませます。
旭川は北海道のほぼ中央に位置する盆地で、旭山公園はそこに突出した丘陵地です。自然豊かな公園は、天然の林の保存がよく、春は桜、秋は紅葉狩りで市民に親しまれています。日本で最北端の動物園として有名な旭山動物園と隣接しており、公園と動物園が一体化してさらなる魅力を発信しています。
旭山公園
■所在地:旭川市東旭川町倉沼
※アクセスはこちら
■問い合わせ:0166-52-1934(旭川市公園緑地協会)
※詳細は公式サイトをご参照ください
函館の五稜郭公園は1864(元治元)年に竣工された我が国最初の西洋式城塞で、星の形をした五角形という外観から五稜郭とよばれ、五稜郭公園といえば桜といわれるほどの桜の名所です。公園全体が堀で囲まれていて、堀の内外にはソメイヨシノをはじめ、ヤエザクラ、シダレザクラなど約1600本の桜が植えられています。公園の近くには五稜郭タワーがあり、展望台にのぼると五角形の公園を上から見下ろすことができます。桜が満開の公園は、まるで大きなピンクの星のようにも見え、訪れる人の目を楽しませます。今年は公園での飲食が解禁となり、北海道名物、桜の下でジンギスカンも可能となりました。函館市民も観光客も今年の桜の開花を楽しみに待っているのではないでしょうか。
五稜郭公園
■所在地:函館市五稜郭町44
※アクセスはこちら
■問い合わせ:0138-31-5505
※詳細は公式サイトをご参照ください