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ポリエステル素材の特徴は速乾性と軽量で丈夫という点です。それぞれの特徴について詳しく紹介します。
■速乾性がある
ポリエステルの繊維は水分が入りづらくなっているため、水や汗が生地に触れても乾きやすくなっています。そのため、吸水性に優れている綿のように乾きづらいということはなく、肌にべたつくということもありません。
■軽くて丈夫
軽くて丈夫という点もポリエステルの特徴です。ポリエステルは丈夫で型崩れしにくく縮みづらいため、スカートやシャツなどのシワが寄りやすい服に用いられることがあります。熱にも強く、直射日光やアイロンの熱に対しても変色しづらく、傷みづらい傾向にあります。また、衣類害虫による虫食いにあいづらいという点もポリエステルの丈夫さの一つでしょう。
ポリエステル素材を洗濯するときのポイントは、洗濯ネットに入れることと脱水時間の長さです。それぞれのポイントについて紹介します。
■1. 丈夫な素材であっても洗濯ネットに入れる
ポリエステルは丈夫な素材ですが、万が一のほつれなどに備えるために洗濯ネットに入れて洗うようにしましょう。大きすぎる洗濯ネットに入れて洗濯機を回してしまうと、衣類が動いてシワができてしまうかもしれないため、ちょうどいいサイズの洗濯ネットに入れるのがおすすめです。
■2. 乾きやすい素材だからこそ脱水時間は短く
ポリエステルは乾きやすい素材のため、脱水時間は他の服よりも短くします。脱水時間は30秒から1分程度を目安としましょう。ポリエステルを長く脱水してしまうとシワの原因となってしまいます。
ポリエステル素材の衣類を洗濯するときの注意点は、洗濯表示の確認などが挙げられます。ここではポリエステル素材の衣類を洗濯するときの6つの注意点を紹介します。
■1. 洗濯表示で水洗いできるかどうかを確認する
衣料品のタグ部分には洗濯表示が記載されています。洗濯表示を見れば、洗濯機を使用できるか、手洗いのみなのかなど、その服の洗濯に関する情報を確認できます。
ポリエステルは速乾性があって丈夫な素材ですが、なかには水洗いできない物もあるため注意しましょう。また、洗濯表示で使用できる洗剤を限定していることがあります。ポリエステルは丈夫な素材のため、一般的に弱アルカリ性洗剤が使用できますが、衣類によっては中性洗剤の使用が推奨されています。
■2. 逆汚染に注意する
ポリエステルは汚れを吸収しやすいため、洗濯中に汚れが落ちたとしても、他の洗濯物の汚れが付いてしまう逆汚染の可能性があります。逆汚染を防ぐためには、汚れがひどい洗濯物と一緒に洗わない、洗濯物を入れ過ぎないことが大切です。
■3. 洗濯前にシミや部分汚れを取り除いておく
ポリエステル素材の衣類を洗濯する前に、シミや部分的な汚れを取り除いておきましょう。シミは種類に応じたシミ取りを行います。部分的な汚れは洗剤を少量つけて、直接もみ洗いをして落とします。
■4. 乾燥機は長時間かけない
ポリエステルは熱に強い素材ですが、長時間乾燥機にかけてしまうと縮みの原因となってしまいます。ポリエステル素材の服を乾かすのであれば、乾燥時間を短くするか天日干しをすることで縮み対策になります。
■5. ニオイ対策も忘れず
ポリエステルはニオイが残りやすい傾向にあります。そのため、柔軟剤を活用したり、こまめに洗濯したりといった対策でニオイを取り除くようにしましょう。
■6. 軽くシワを伸ばしてから干す
ポリエステルはシワになりづらい傾向にありますが、ポリエステル素材の服を干す際は、手で軽くシワを伸ばしておきます。また、ニオイが残りやすいため、風通しのいい場所に干して雑菌の繁殖を押さえましょう。
ポリエステル素材は速乾性があり軽くて丈夫というのが特徴です。ポリエステル素材の衣類を洗濯するときは、洗濯ネットに入れて脱水時間が短めにしましょう。また、洗濯表示で水洗いできるかどうかを確認するのに加えて、逆汚染やニオイ対策も忘れずに行いましょう。
ポリエステル素材の衣類をスムーズに洗濯したい場合は、その日の洗濯物の乾きやすさをまとめた、天気予報専門メディア「tenki.jp」の「洗濯指数」を参考にされることをおすすめします。