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さつまいもの産地、と聞いて鹿児島県を思い浮かべる方も多いと思います。たしかに、さつまいもの収穫量では鹿児島県が茨城県を上回っているのですが、干し芋となると、茨城県が生産量No.1。その理由は、茨城県の気候にありました。先生曰く、茨城県の【冬場に晴れの日が多く、風が吹く】という特徴が、干し芋作りにぴったりだということです。
店頭で買う干し芋はどれも美味しいものばかりですが、いくつも食べていると、『あれ?さっき食べた干し芋ものすごく美味しかったぞ?!』と感じるものに出会うことがありませんか?ねっとりして甘い干し芋が好きな方向けに、あま~い干し芋の見分け方を先生に聞いてみたところ、【つやつやして光っているものを狙え】とのことでした。しっかり糖化が進んで甘みの増した干し芋は、透けて見えそうなほど、テカテカツヤツヤしているそうです。これから干し芋を買うぞ!という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ご自宅でも干し芋を作りたい!という方も多いと思いますが、家だとなかなか柔らかくてねっとしりした干し芋は作れません・・・先生にコツを聞いたところ、『とにかくしっかり加熱をすること』だそう。干し芋の加工場でも、触ると崩れてしまいそうなほど蒸されたさつまいもを目にしましたが、自宅では圧力鍋を用いて加熱すると、時間も短縮できる上によく加熱されそうです。また、関東であれば1~2月の寒い時期に干すことが大切です。くれぐれも鳥に食べられないように、ネットなどを用いて対策しましょう。
自宅で干し芋作りに挑戦したい方は、しっかり天気と気温、確認してくださいね!
協力:日本農業実践学園 籾山旭太先生
動画解説:工藤佳奈子