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気象庁では相対湿度が50%未満の状態を「乾燥した空気」の目安としています。2021年の東京の最小湿度日数の推移をみてみますと、最小湿度が50%未満の日は11月から増えていることが分かります。
なぜ、冬は空気が乾燥するか、知っていますか?「湿度」とは、空気中に含むことができる水蒸気量(飽和水蒸気量)の割合のことで、これは、空気の温度が高いほど多く、反対に、温度が低いほど少なくなります。これからの季節、気温が低くなるにつれて、空気中の水分量も少なくなるので、乾燥した日が増えるのです。
また、冬は室内で暖房を使うことが多いと思いますが、特にエアコンは空気を直接温めて温度を上げるので、加湿をしなければ温度だけがあがり、相対的に湿度が低下するので、乾燥してしまいます。
乾燥対策1つ目は「ハンドクリーム」。
手は乾燥を感じやすく、冬が近づくとカサカサになる‥というお悩みを抱えている人も多いですが、日中スマートフォンやパソコンを触るときにベタベタするのが苦手で、ハンドクリームを避けている人も多いのではないでしょうか。そんなときは、パウダー配合タイプやジェルタイプのハンドクリームがおすすめです。
ちなみに、パウダー配合タイプやジェルタイプ以外のハンドクリームでも、
・塗る前に人肌程度に温める
・乾燥しやすい手の甲から塗る
・指をマッサージするように1本1本に塗る
といった方法でべたつきを抑えることができるので試してみてください!
次に、オフィスやテレワークで取り入れやすく、空間の加湿に効果的なのが、「卓上加湿器」です。特にオフィスだとフロア全体まんべんなく加湿することが難しく、せめて自分の周りだけでも乾燥から抜け出したい…ということもありますよね。
片手で持つことのできるサイズの卓上加湿器でも、パーソナルスペースの加湿にはぴったりです。USBで給電できるものも多いのでコンセントが無い場所でも使用可能です。
日中のお肌の乾燥が気になる方は、ミスト状の化粧水がおすすめです。なんだか乾燥してきたな…というタイミングでシュッとするだけで、うるおいチャージができます。ミストの細かさも様々なので、お好みの商品を見つけてみてくださいね。メイクの上から使うことが出来る商品も多いので、外出先でも安心して使うことができます。
今回紹介した乾燥対策のタイミングとグッズを参考に、上手に乾燥対策を行って、冬を快適に過ごしましょう。
動画解説:春木優杏