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『自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。』
内閣府では、このように国民の祝日を定義しています。
1946年日本国憲法が公布されたことを受けて、1948年より「自由と平和を愛し、文化をすすめる」「文化の日」として、11月3日は国民の祝日になりました。
※「国民の祝日」について- 内閣府
毎年、11月3日に皇居では文化勲章が授与される「親授式(しんじゅしき)」という式典が執り行われており、天皇陛下より直接手渡されます。
ここで、授与されるのは、5名程度で、すでに文化功労者になっている方から選ばれます。今年は誰が授与されるのでしょうね!?
仕事・学校・家庭・社会と生活の中で、たくさんのルールやたくさんのTo Doがあり、せわしなく忙しい毎日です。そんな中で私たちは、物事の基準を決め一律に判断し反射的に対応したりすることで、行動や判断を効率化してきました。
上記のような態度は、生産性を生む反面、平和や自由という観点からみると、一方的な要求や一面的な見方が生まれやすい傾向にあるとも言えます。
ある価値観や文化が阻害されてしまったり、相手に対して暴力的なコミュニケーションが無意識のうちに起こっていたりすることもあります。「偏見」「非難」「叱責」「価値下げ」などです。
教育・文化週間では、様々なイベントがあり、たくさんの学びや発見があることと思います。大いに楽しみ、是非、誰かを責めたり、自分の意見を引っ込めたりせず、お互いの価値観やニーズを理解しあうような、自由で平和な態度でお過ごしください!
非暴力コミュニケーション(NVC)は、夫婦や親子のコミュニケーションや、企業・NPO内の話し合いなどにも使われる手法で、紛争地域の平和的解決のために派遣される方のトレーニングにも活用されています。
(1)事実と評価(解釈)を混ぜずに、事実をとらえること
(2)そのことから生まれた自分の気持ちや考えを観察すること
(3)その気持ちが生まれてきた背景にある状況と自身のニーズ、大事にしたい価値をとらえること
(4)ニーズを満たすリクエストを明確にすること
自分の中の(1)~(4)が理解できてくると、別の表現をされていて、もしくは言葉にされていないため見えていなかった「気持ちや考え」「ニーズ」「リクエスト」が相手にもあることがわかってきます。
例えば、
靴下を脱いでソファに置き、すぐにおもちゃで遊び始めた子どもがいたとしましょう。子どもに向かって、母親が「あなたはなんてだらしないの」と非難したとします。これだと母親のニーズは何も伝わりません。
「靴下を脱いでソファに置き、遊び始めると、楽しくて、靴下を片付けるのを忘れて、長い間その状態になってしまうのではと不安だわ。みんなで過ごすリビングは、気持ちよくきれいに使いたいと思っている。今すぐ靴下を、洗濯物をいれるかごに置いてきてほしい」
これはほんの一例ですが、こんな風に自分のニーズとリクエストをいうと、自分も相手もわかりやすいかもしれないですね。
できるだけ、本当のニーズとリクエストを伝えあいながら、(1)~(4)をお互いに理解していきましょう。表面的ではない、相手の本当のニーズや大事にしていることがわかると、思わぬよい解決方法やつながりが生まれてくることでしょう。
参考書籍
マーシャル・B・ローゼンバーグ『NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版』日本経済新聞出版社
【野菜】
土のものが美味しい季節になってきました。私たちの健康を守ってくれる栄養をたくさん含んでいます。
やまいも、さといも、さつまいも、じゃがいも、ごぼう、くわい、かぶ、だいこん、にんじん、ながねぎ、ゆりね、むかご、くわい、れんこん
えのき、エリンギ、しいたけ、なめこ、マッシュルーム
そばや銀杏、落花生などの美味しい季節到来です。
冬野菜もシーズンがやってきました。
ブロッコリー、カリフラワー、白菜、ホウレンソウ、春菊
【果物、その他】
西洋梨、かき、かりん、みかん、ゆず、りんご
【魚介類・海産物】
いなだ、はまち、うなぎ、かます、きんき、こはだ、さけ、さば、さわら、ししゃも、たちうお、にしん、はたはた、はも、ひらめ、ふぐ、ぼら、いくら、いせえび、けがに、たらこ、のり
11月末には新海苔も始まります。
参照
旬の食材カレンダー
自由と平和(安全)は心の健康の基盤です。身体的な栄養だけでなく、今月はぜひ心の滋養も意識して、健やかな11月をお過ごしください!