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生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃんはまだねんねの時期ですが、体温調節機能が未発達なので、動かなくてもよく汗をかきます。そのため、まずは丈の短い短肌着を着せ、その上から股下にスナップボタンがついているコンビ肌着を着せましょう。
晩秋の冷えが気になる場合は、エアーニット素材など保温性の高い素材を使った肌着を選ぶのがおすすめです。短肌着とコンビ肌着は洗い替え用として4~5枚くらい持っておくと、毎日の着回しに困らないでしょう。
外出する際は、朝晩の冷え対策として、さらに上からスナップボタンの留め方でズボンにもスカートにもなるツーウェイオールを着せるのが一般的です。
日中の気温が15℃前後になる日は羽織り物が必要になることもあります。ベビー用のベストを着用させるか、おくるみなどを持参して適宜体温調節しましょう。
なお、冷えが厳しい日でもない限り、基本的に赤ちゃんに靴下を履かせる必要はありません。赤ちゃんの足裏を触るとひんやりしているので、寒いのでは?と心配になるかもしれませんが、もともと赤ちゃんの足裏は冷たいのが正常です。
逆に、足裏が温かい時は、眠いか、発熱しているか、あるいは体が熱くなりすぎているかのいずれかです。元気そうなのに足裏が熱い時は、むしろ着せすぎの可能性がありますので、上着を脱がせたり、半袖に着替えさせたりして体温調節しましょう。
生後4ヶ月を過ぎる頃になると、赤ちゃんの動きが活発になり、足をひんぱんに動かしたり、おすわりができるようになったりします。
手足を動かしているうちに服がめくれ上がってお腹が出てしまうこともあり得ますので、自宅では上下がつながったロンパースを着用させた方がよいでしょう。
外出する際は、ロンパースによく似た形をした長袖のカバーオールを着せるのがおすすめ。日差しのある日は七分丈のカバーオールを着せると汗対策になります。
中にロンパースを着用しているのであれば、長袖シャツ×ズボンのセパレートスタイルでもお腹が出ないので安心です。なお、この時期の赤ちゃんは運動量が多く、よりたくさんの汗をかきやすくなります。
素足から体の熱を逃がせるよう、靴下は基本的に履かせない方がよいでしょう。赤ちゃんの体温が上がりすぎていないかどうかは、背中を直接触ってみるとわかります。じんわり汗ばんでいるようなら、一枚脱がせるなどして調整しましょう。
生後7~9ヶ月になると、赤ちゃんはずりばいをしたり、ハイハイをしたりと、活発に動き回るようになります。
セパレートタイプの服を着せるときは、中はロンパースにしてお腹がはだけないよう配慮しましょう。
逆に、つなぎタイプのカバーオールを着せる場合は、下の肌着はTシャツタイプやタンクトップタイプでもOK。
自宅で赤ちゃんを見る場合はどちらか好きな組み合わせで構いませんが、保育園に預ける場合、園によってはセパレートタイプの服をお願いされることもあるので、両方持っておくことをおすすめします。
外にお出かけするときは、その日の気温に合わせて半袖、長袖(薄手または厚手)を使い分けるのがベストです。
また、ずりばいやハイハイの動きの邪魔にならないよう、ベビー服の素材はストレッチ性の長けたものを選ぶようにします。
生後10~12ヶ月になると、つかまり立ちや伝い歩きをしたり、早い子は歩き始めたりします。
この時期になると、いわゆるベビー服は卒業となり、基本は長袖×ズボン、スカートなどのセパレートスタイルになります。
朝晩や晩秋の冷えが気になる場合は、トレーナーなど厚手の服を着用させるか、またはカーディガン、ベストなどの上着を着せて調整しましょう。
動きがより活発になるので、見た目よりも動きやすさを重視してベビー服を選ぶのがベストです。
体に対してサイズが小さすぎたり、大きすぎたりしないか、着ぶくれしていないかなどをチェックして、服を選択しましょう。
赤ちゃんの服はすぐサイズアウトするので、一回り大きいものを選んでしまいがちですが、袖や裾が長すぎると転倒などの事故リスクが高くなります。
袖や裾はまくればある程度調整は可能ですが、動き回っている間にまくっていた部分がずり落ちてしまうことも考えられますので、なるべくジャストサイズの服を用意しましょう。
秋のベビー服は、朝晩や晩秋の冷え対策に加え、赤ちゃんの成長に合わせて選ぶのがポイントです。
ねんねの頃は紐タイプの短肌着などでもかまいませんが、動きが活発になってきたらお腹がはだけないよう、つなぎタイプのロンパースやカバーオールなどを活用するのがおすすめです。
赤ちゃんは割と汗っかきなので、背中に手を入れて汗ばんでいるようなら、適宜服装を調整することが大切です。
天気予報専門メディア「tenki.jp」では、その日の予想気温に応じて最適な服装を提案する「服装指数」を公開しています。
服装指数は10日先まで公開していますので、赤ちゃんとのお出かけの際のコーディネートにぜひご活用ください。