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まずは肩慣らし的な問題から。1問目の答えはヤクルト球団の「鈴木康二朗(やすじろう)」氏です。当時からプロ野球を見ていた世代であれば、比較的簡単な問題ですよね。
鈴木氏といえば“世界記録となったホームランを打たれた投手”と言われがちですが、翌年の1978年は13勝3敗で最高勝率投手となり、チームを初のセ・リーグ優勝、日本一に導く活躍をした好投手です。プロ野球で通算81勝52セーブという輝かしい成績を収めています。
少々ひっかけ問題ですが、本問の答えは「八重樫幸雄(やえがしゆきお)」氏です。当時のヤクルトの正捕手は「大矢明彦(おおやあきひこ)」氏でしたので、誤って認識していたオールドファンもいるかもしれません。
ちなみに、八重樫氏も現役時代に100本以上のホームランを打っている強打者。バッターボックスに入った時に独特の構えをすることから、当時の野球少年たちからもとても人気がありました。
こちらも結構知られていますね。メジャーリーグのブレーブス(現・アトランタ・ブレーブス)などで活躍したハンク・アーロン氏です。王貞治氏が自身の記録を抜いた時、アーロン氏はとても紳士的に祝福したことでも知られています。
王貞治氏は尊敬する野球選手の1人としてアーロン氏の名前をあげており、両者の親交は2021年にアーロン氏が亡くなるまで続きました。
このあたりから少し難しくなってきます。王貞治氏が756号ホームランを打った時の年齢は37歳です。37歳での達成を「若い!」と思うか、「意外と遅い?」と思うかは人それぞれかもしれませんね。
ちなみに、王貞治氏が756本のホームランを打つのに19年がかかっていますが、これを平均にならすと、およそ39.789本/年となるので、いかに尋常ではない記録であったかということがわかります。
これを正確に覚えている人は少ないかもしれません。正解は“2打席目の6球目”です。1アウトランナー無し、フルカウントから甘く入った変化球を見事にライトスタンドに叩き込みました。
なお、ホームランを打ってもガッツポーズなどのパフォーマンスをしないことで有名な王選手でしたが、この時ばかりは、自分でも無意識のうちにバンザイポーズが出ていたそうです。
正解は「堀内恒夫(ほりうちつねお)」氏。当時、読売巨人軍の監督をつとめ、王氏の盟友でもある長嶋茂雄氏だと思った人もいるのではないでしょうか?
堀内氏といえば、巨人V9時代のエースでシーズン勝率8割8分9厘というセ・リーグ記録を持つ大投手。最高勝率投手のタイトルをセ・リーグ最多タイ記録となる3回も獲得しています。
王貞治氏756号ホームランクイズの数々、いかがでしたか?最後の問題などは少し難しかったかもしれません。余談ですが、王氏が最終的に放ったホームラン数は868本です。世界記録だった756号ホームランから112本ものホームランを積み重ねたなんて、本当にすごいですよね。
世界の主要なプロ野球リーグでの記録としては、現在も世界最多記録として燦燦と輝いています。さすが“世界のホームラン王”。この偉大な記録を塗り替える選手は果たしてあらわれるのでしょうか?これからもプロ野球の世界から目が離せません。