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同じクラブで同じようにボールの芯を捉えたショットを打っても、どの程度飛ぶのかは人によって違います。
これは、人によってヘッドスピードやミート率が異なるからです。
ヘッドスピードはインパクトする際のヘッドの速さのことですが、ヘッドスピードは元々の筋力や体の使い方によって変わってきます。
ゴルファーのスキルが違えば、当然ヘッドスピードも変わってくるため、飛距離にも差が生まれてしまうのです。
ヘッドスピードは体格が大きい人、筋力がある人だから必ずしも速いというわけではありません。
体格や筋力は確かにヘッドスピードに影響しますが、女性プロゴルファーの中には、アマチュアの男性ゴルファー以上のヘッドスピードを出す人もいます。
ミート率はボールにうまくパワーを伝えられたかどうかを示す数値です。
ミート率が高いと初速が上がるため、飛距離が伸びやすくなります。
また、使用するクラブによっても飛距離は異なります。
クラブにはドライバーやフェアウェイウッド、ユーティリティー、アイアンなどがあります。
クラブの種類ごとに飛距離の目安があるため、自分がその番手でどの程度飛ばせるのかを把握し、狙った飛距離を打てることがゴルフのスコアアップの近道です。
また同じ番手でも、クラブごとに特徴があり、自分と相性のいいクラブを選べば、飛距離アップが狙えます。
ロフト角の小さなクラブの方が飛距離は出ますが、ボールが高く上がりやすいため、スイングの癖を考えてロフト角を選びましょう。
ゴルフを始めたばかりだと、どのクラブでどれくらいのよりが飛ぶのか把握していない人も多いかもしれません。
まずはクラブごとの平均飛距離を知っておきましょう。
ちなみにゴルフの飛距離とは、ボールを打った地点から着地した地点の距離のキャリーと、そこからボールが転がったランを合わせた総距離のことです。
■男性の平均飛距離
まずは男性の平均飛距離です。
1W:200・230・260
3W:200・230・260
5W:170・195・210
7W:160・180・195
3UT:190・200・210
4UT:170・180・190
5UT:160・170・180
6UT:150・160・170
3I:160・180・200
4I:150・170・185
5I:140・160・170
6I:130・150・160
7I:120・140・150
8I:110・130・140
9I:100・120・130
PW:70・95・120
AW:70・95・110
SW:60・80・100
※数値は飛ばない人・平均・よく飛ぶ人の順で表記
■女性の平均飛距離
次に女性の平均飛距離です。
1W:150・175・200
3W:125・150・180
5W:105・135・170
7W:95・125・160
3UT:120・135・150
4UT:110・125・140
5UT:100・110・130
6UT:90・100・120
3I:100・125・160
4I:90・120・150
5I:80・110・140
6I:70・100・130
7I:65・90・120
8I:60・80・110
9I:55・70・95
PW:50・60・80
AW:45・55・70
SW:40・50・60
※数値は飛ばない人・平均・よく飛ぶ人の順で表記
ゴルフ初心者なら、まずは前章で紹介した「飛ばない人」の飛距離を目指しましょう。
全くゴルフをしたことがない人がショットを打つと「飛ばない人」の飛距離を出すことも難しいです。
まずは安定して「飛ばない人」の目安の飛距離を出せるようになると、スコアメイクがしやすいですし、自分にどのクラブが必要なのかも判断できるようになります。
すでに「飛ばない人」の目安を超えている場合は、平均を目指しましょう。
自分がどのくらいの飛距離を出せているかは、ゴルフ用のレーザー測定器やGPS測定器を使えばわかります。
ラウンド中に測定器を使って距離を測ってみてください。
距離を測るときはスロープレーにならないように気をつけましょう。
今回はクラブ別の飛距離の目安を紹介しました。
クラブの番手ごとの飛距離はあくまで目安であり「この番手だからこの距離が飛ばせる」と思うのではなく、自分の平均飛距離を知ることがスコアアップの鍵です。
その上で、番手ごとの目安の距離が飛ばせるように、スイングを見直して練習を重ねましょう。
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