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日本で古来から主食とされてきた「アワ」。イネ科の穀物で、1.5m程の草丈に成長します。収穫の時期や形状などによってさまざまな品種がありますが、大きく分けると、コメのように、「うるち種」と「もち種」で区別をしています。『五穀豊穣』という言葉がありますが、この五穀に米・麦・豆・ヒエ(またはキビ)と並んでアワが含められています。
うるちアワは黄みがかった1.5mm程の粒で、旨みが強く、白米よりもタンパク質や食物繊維が豊富です。うるち米と同じように、パラパラとした食感に炊きあがります。そのパラパラ、プチプチとした食感を楽しむような使い方がおすすめです。鶏ひき肉をイメージするようなレシピが合うようです。
うるちアワは、雑穀の中でも比較的、簡単に炊くことができます。今回はお鍋を利用する方法とレンジを利用する方法の2種類をご紹介します。できれば2時間ほど浸水させたほうが美味しいと思いますので、時間に余裕があるときにはぜひ、やってみてください。
☆お鍋で☆
出来上がりの目安 370g
1. うるちアワ1カップをよく洗って、ザルにとり、しっかりと水を切ります。
2. 鍋に1.と水270cc、塩ふたつまみを入れて、強火にかけます。鍋底にくっついて焦げてしまわないように、時々、木べらなどで混ぜましょう。
3. 沸騰したら、蓋をして、弱火で15分炊きます。
4. 炊き上がったら、火を止めて、10分ほど蒸らします。
5. 空気を入れるように、さっくりと混ぜたら出来上がりです。
☆レンジで☆ 少量を炊く際におすすめ
1. うるちアワをしっかりと水に浸けて、すすぎ洗いをし、ザルにあげます。
2. 耐熱容器に、うるちアワ1に対して、水を1.8倍量入れ、塩を軽く振り、ひと混ぜします。
3. ラップをして、500Wのレンジで10分加熱をします。
4. ラップを外さずに、そのまま5分蒸らせば出来上がりです。
うるちアワがよく使われているメニューのひとつがナゲット。おやつや主菜などに取り入れやすいですよね。ここではそのナゲットの作り方だけでなく、アレンジしたレシピもご紹介します。多めに作っても、きっと食べ切れますよ。
☆ナゲット☆
<材料>
炊いたうるちアワ 370g(炊き方で示した全量分)
高野豆腐 2枚
玉ねぎ 1/2個
しょうが 5g
コリアンダー(粉) 小さじ1/2
酒 小さじ2
醤油 小さじ2
塩 ふたつまみ
小麦粉 3/4カップ
揚げ焼き用油 適量
<作り方>
1. 高野豆腐を水に浸けて、戻します。
2. 戻した高野豆腐はしっかりと絞って水を切って、手で細かくちぎります。玉ねぎとしょうがはみじん切りにします。
3. 2.を炒めます。
4. ボウルに炊いたうるちアワ、コリアンダー、酒、醤油、塩、3.を入れて、しっかりと混ぜ合わせ、小麦粉を加えて、さっくりと混ぜます。
5. 4.を30g程度の小判型に生地をまとめます。
6. フライパンに2cmほどの深さで油を入れて、170℃に熱して、5.を揚げ焼きします。
7. 両面が黄金色になるまで揚げたら出来上がりです。
☆アレンジレシピ 丼へ☆
ナゲットが余った場合は<タレのレシピ>で絡めて、照り焼き丼風に食べるのが、簡単でおすすめです。お弁当にも向いていますよ。他に、ナゲットの生地の段階(上のレシピ工程4.)で残しておいたものを活用すると、少し違った味わいで美味しいです。
<材料>
ナゲット生地 150g
のり 1/2枚
サラダ油 大さじ1/2
タレ* 下を参照
<作り方>
1. のりは6等分に切っておきます。
2. のりにナゲットの生地を均等に塗っていきます。端までしっかり載せなくても大丈夫ですが、厚みが均等になるようにしましょう。
3. フライバンに油をひいて、中火で熱します。2.をのりの面から焼いていきます。
4. 両面がしっかりと焼けたら、タレ*を絡めます。
5. 丼にご飯をよそって、タレごとのせたら出来上がりです。
お好みで七味唐辛子や山椒、マヨネーズなどをトッピングしても。
<タレのレシピ>
耐熱容器に、片栗粉小さじ1、みそ大さじ1、醤油大さじ2、酒大さじ4、水大さじ1、リンゴジュース大さじ1と1/2、すりおろしたしょうが少々をよく混ぜ合わせます。
ふんわりとラップをかけて、500Wで30秒加熱したら混ぜる、を繰り返します。2、3度で好みのとろみ加減になったら、出来上がりです。
美味しく、ヘルシーに整えていきましょう!
参考 つぶつぶ