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ゴルフクラブのロフト角は、クラブのシャフトに対するフェースの角度のことです。シャフトを垂直にして地面に立てたときに、シャフトの中心線とフェースの平面部分によって作られる角度のことを指します。フェースが垂直に近いクラブはロフト角が小さく、フェースが地面方向に近いクラブはロフト角が大きくなります。
クラブはロフト角が小さければ小さいほど、飛距離が出やすいです。ロフト角が小さいことをロフトが立っているとも表現します。
一般的にドライバーが一番ロフト角が小さく、フェアウェイウッド→アイアン→ウェッジの順番でロフト角が大きいです。
アイアンもロングアイアン→ミドルアイアン→ショートアイアンの順でロフト角が大きくなります。ロフト角が大きなクラブは飛距離が短くなりやすいです。
ボールを遠くに飛ばす必要のないパターは、一番ロフト角が大きなクラブになります。
また、ロフト角が大きいとバックスピンの回転数が多くなり、ボールが高く飛びやすくなります。これはバックスピンの回数が多ければ多いほど、ボールの浮力が増すからです。また、フェース面が斜めであればあるほど、打ち出し角が高くなりやすいのも、ロフト角が大きいクラブでボールが高く飛びやすい理由となっています。
ロフト角によって飛距離やボールの高さが変わってくるため、ぴったりのロフト角を選ばないと思うようにボールが打てません。結果的に、スコアにも大きく影響します。
ゴルフクラブを選ぶとき、どのようなポイントを重視しているでしょうか。ヘッドの重さやシャフトの素材、硬さなどさまざまなポイントがありますが、ロフト角を重視することも非常に大切です。
ロフト角はゴルフのレベルによって、最適な角度が異なります。ドライバーとアイアンのロフト角選びのポイントを紹介しますので、参考にしてみてください。
■ドライバー
ドライバーはゴルフクラブのなかで、最もロフト角が小さなクラブです。ただ、ドライバーでもロフト角はさまざまなものがあります。ドライバーのロフト角は7~13度のものがあり、アマチュアの男性で9.5〜11度、女性で11〜13.5度のものが一般的です。
自分に適したロフト角を選ぶためには、ヘッドスピードに合わせましょう。飛距離が出やすいのはロフト角が小さなドライバーですが、ヘッドスピードが遅い人はロフト角が大きめのほうが飛距離が出ることもあります。飛距離を出すためにはボールを高く飛ばす必要もあるのですが、ヘッドスピードが遅い人がロフト角の小さなドライバーで打つと、低めの弾道になりがちです。
ロフト角が大きめのドライバーを選ぶと、高さが出やすくなるため、飛距離が伸びる可能性があります。今使っているドライバーで飛距離が出ないのであれば、ヘッドスピードをチェックしたうえで、ロフト角の大きなドライバーを試してみるとよいでしょう。
■アイアン
種類の多いアイアンをうまく使い分けることが、スコア改善には欠かせません。アイアンは番手ごとに目安の飛距離が決まっているので、それに合わせた打ち分けができることが大切です。
アイアンのロフト角は、ドライバーのように明確なルールはありません。番手間で飛距離にバラつきがあったり、狙った飛距離を出せないアイアンがあるのなら、ロフト角を見直してみるとよいでしょう。
既に購入したクラブのロフト角が合わなかったとき、購入し直すのはコストがかかってしまいます。アイアンで素材が軟鉄のものであれば、柔らかい素材なので、ロフト角の微調整が可能です。もし軟鉄アイアンを使っていて、飛距離にバラつきがあるのであれば、微調整をして自分に合ったロフト角にしましょう。
ただし、軟鉄以外でアイアンによく使用されるチタンやマレージング鋼、17-4ステンレスなどは、硬い素材なので微調整はできません。使ったうえで微調整がしたいと思っている人は、軟鉄製か確認して購入しましょう。
ゴルフのシャフトの中心線とフェースの平面が作る角度がロフト角です。ロフト角は飛距離やボールの高さに影響するため、安定したプレーやスコアに大きく影響します。自分に合ったロフト角のクラブを選んで、更なるゴルフ上達を目指しましょう。
ゴルファーはラウンド当日の天気も気にしなければなりません。プレーするゴルフ場の天気予報が知りたいときは、tenki.jpの全国のゴルフ場の天気を確認するのがおすすめです。全国各地のゴルフ場の天気がピンポイントでわかりますので、前日や当日の朝にチェックして準備やプレーに役立ててみてください。